シグルイ
・・・残酷さが、武士の時代には今よりもっと確実に存在したという説得力と迫力が押し寄せてくるんですよ。
バガボンドなんて目じゃありません。これぞ、ほんとのサムライマンガだと言い切れます。ちなみに作者の山口貴由氏は大の格闘技ファン。
(略)この山口先生自身も、もの凄い方で、雑誌の企画でファンからの質問コーナーがあったのですが、その答えが凄まじい。(略)
質問:女性の好みはかわいい系?美人系?
回答:若者たちに言いたいです。こういう質問に答えて自分の値打ちが上がることは絶対にないッ!こういう罠に引っかかるな。そこにはトラップが仕掛けられてるから気をつけろ。
引用者申す。
確かに「答えて自分の値打ちが上がらない質問」というのはあるけれども、中々に骨のあるお答えだ。
で、問題はこの次
質問:好きな格闘家は誰ですか?
回答:やっぱり、ビシッとひとり…。こういうとき一人の名前を口に出すってことは、そいつを一生応援することになるし、「一生応援する覚悟がないならいうな」という言葉もあるんですよ。近藤ですね。近藤有己。こんな答え連発ですからね。もう僕なんてこれだけで、最高ですよ。
ここで、「近藤有己」が選ばれた意味と意義は。恍惚と不安、ふたつながら彼にあり。