産経新聞
http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070501/wdi070501000.htm
ウジ虫療法で足切断回避 難治性潰瘍に高い効果
糖尿病などで足が壊死(えし)する「難治性潰瘍(かいよう)」で切断しか治療法のない患者に、岡山大の三井秀也講師(心臓血管外科)が「マゴット(ハエ幼虫)セラピー」という治療法を行ったところ、9割の患者が足を切断せずにすむなど高い効果が認められていることが30日、分かった。日本では壊死による足切断は3000例を超えるとされる。三井講師は秋にも医師主導臨床試験に取り組む予定。英国では保険医療が認められ、年間数百人が治療を受けている。
腐敗した部分を食べる
マゴットセラピーは、壊死した皮膚にハエの幼虫をガーゼとともに固定して行う。幼虫が腐敗した部分を食べ傷をきれいにするとともに、幼虫の唾液(だえき)に含まれる物質が微生物を殺す役目を果たし、傷の回復を早める。週に2回ほどガーゼを取り換え、2〜3週間で効果があらわれる・・・・
ほう、と思ったのは、自分がどこかでこの療法を聞いたことがあるんだよな。白土三平的な時代劇漫画・小説の1エピソードだったのかもしれないし、戦記ものだったかもしれない。唐沢俊一あたりの雑学所だったかな。ウジが傷口にわいたらそのままにしたほうがいい云々というのはとにかくどこかで聞いていた。
にしても切断するしかないといわれていたものが9割治ると言うのはそりゃすごい。
まだ報告段階で、この後は臨床での例を集めなきゃいけないのだろうが、期待したいものだ。