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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

新雑誌「FIGHTER」読了。その内容を一部紹介

別名「TAKASHIMAムック」

いったい何本の原稿を書いているんだ、というぐらい書きまくっているな。ターザン山本も昔「プロレスアルバム」は名前を変えてほとんどすべての原稿を書いて思い通りに作れたそうだけど、物理的に大変なことはともかく、やりがいはあった仕事に違いない。
他に寄稿しているのは熊久保英幸藤本かずまさ松井孝夫、亀池聖二朗の各氏ら。藤本かずまさは、桜庭和志に関してあらためてまとまった文章を書いている。

宇野薫UFCがオファー。しかし・・・

NHBニュース http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ とダブルポストです

2007年04月10日【 FEG/K1 & HERO'S 】 UFC, 宇野薫に出場をオファーしていた
「FIGHTER」創刊号より
118P
「・・・そんな矢先、UFCから宇野にオファーが届いた。(略)
「エルミス・フランカに負けたまま、UFCを去らざるを得なかったことが、今も自分の気持ちの中で引っかかったままなのは事実です」。宇野はUFCからのオファーを光栄に思い、かなり魅力を・・・「UFCに出たいという気持ちは・いつも心の隅にある」とハッキリと・・・(略)が、・・・「(略)」・・・という言葉を忘れていない。(略)UFC側の4月大会出場を・・・・

ニュースでは香具師の手口で最後の部分をぼかしてますが、こっちでは書いておくか。
結局、宇野は4月大会出場を固辞しました。
「秋山さんと桜庭さんの試合が総合格闘技界全体にとって良くない結果になっています。その場にいた一人の人間として、自分は試合内容で世間からの信用を取り戻す必要があると思っています。だから(略)今のHERO'Sから自分が抜けることはとんでもなく無責任・・・」

いろんなところに因果はつながるものだ。また「HERO'Sの合間に出て勝てるほどUFCは甘くない」として、新鋭選手や金網のルール、技術を洗いなおす必要があるともいう。

高島学宇野薫に聞く「HERO'Sの相手(一部は)ぬるくない?」

「自分の試合をずっと観続けてくれた人たちに『宇野は何をやっているんだ』といわれるような試合だけはしたくない。安易な相手と戦いたくないという気持ちは持ち続けています」

これに対して、聞いちゃうのよコレを

では、チャンデットやイルマッツ戦をどう評価すればいいのだろうか

言い方を変えて、宇野に質問してみた。
「納得のいかない相手と、納得のいかないルールで闘うことで、有名になるかもしれない。そんな現状をどう思うか?」と。

直球だなあ。
この答えは敢えて書きません。読んでみてください。

前田日明の選手選択眼とヒョードルについて

クマクマンボの文章です。
前田日明は最近、格闘技界に関わるときは「ヒョードルダンヘン、ホドリゴ・ノゲイラを発掘した名プロモーター」てな紹介をされることが多いし、そう自称することもある。
しかし、実際のところ次々選手が呼ばれる中で、また内田統子氏ら多くが関わる中で「前田がどの程度見抜いていたんだ?」「功績はむしろU女史」「KOKは日本人やリングスオランダ、ロシアが勝って、それで元に戻そうと思ってたそうだ」みたいなことも言われていて、ちょっとしたナゾだった。

今回の証言集では、こういうことらしい
ヒョードルは2000年冬、前田と和田良覚が現地に赴いて行ったオーディションで発掘された
◆参加したのは約20人。KOKにも参加したバラチンスキー・スレンがトップで、二番手で合格。
◆動きは和田の目から見ても際立っていた。スピードが目立った
◆ズーエフやパコージンの推薦もあったが、20人の中から選んだのはやっぱり見識があると思う(和田)
ヒョードルは最初、本戦ではなく後楽園(バトルジェネシス)に呼ばれた
◆その時は相手の日本人、高田浩也をヘビー級のホープとして売り出すつもりで、ヒョードルはなんと高田の「かませ犬」として選ばれた。
◆前田が最初に「ロシア人でええんとちゃうか?」といったが、その後?「やっぱり危ないんじゃないか」と心配もしていたという。

というところで、前田の選手選定眼をヒョードルで例示すると、一長一短という感じでしょうか。
また、熊久保氏は「リングスロシアの馬鹿騒ぎ集団の中で、ヒョードルはおとなしく異質だった。あまり馴染めなかったのではないか」と記者経験から述べている。

女性スタッフからの評判が特に良かったようだ。他のロシア人選手はハグと称してすぐに抱きついてきたが、ヒョードルだけは絶対にやらなかった (39P)

他の選手はどんなことやってたんだよ(笑)
後、ノゲイラvsヒョードルの裏話も面白かったのだがあとで。


裴真求