著作権の切れた古典、貴重文書をボランティアが電子テキスト化する有名な「青空文庫」。
http://www.aozora.gr.jp/
著作権期間延長にはっきり反対を表明した。
http://www.aozora.gr.jp/shomei/
著作権保護期間の延長はやめておこう。
文化共有の青空を育てよう。著作権保護期間の延長を
行わないよう求める請願署名
2007年、青空文庫は、
「著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名」を進めます。
「延長に反対」なら、あなたの力を貸してください
青空文庫では、夏目漱石や、芥川竜之介、太宰治などの作品を、誰でも自由に読むことができます。この「自由」は、作品を保護する期間を作者の死後50年までとし、そこから先は、利用を積極的に促そうと決めている、著作権制度のたまものです。すでにあるものをもとに、新しい作品を作ったり、翻訳したりする「自由」、演奏や上演などの「自由」も、著作権が切れた後は、広く認められます。
この保護期間を、死後70年に延長しようとする検討が、一部の権利者団体と、米政府の要求を受けて始まりました。私たちすべてにとっての「自由」を、古い側にもう20年分追いやり、せばめてしまう延長に、青空文庫は反対します。その意志をはっきりと示すために、「著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名」を進めます。
意見は色々あるだろうが、俺は全面的に青空文庫に賛成。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060924#p5
に書いたように、作家・三田誠広氏が言うような理屈、改正案は要は「親バカちゃんりん法」でしか無いんだから。
http://thinkcopyright.org/mainichi060923-2.html
作品を評価されることもなく貧困の中であえぐ作家を支えるのは家族である。時として作家は、家族に夢を語ることもあるだろう。自分の作品は死後、必ず評価される…。これはただの夢にすぎない場合もある。だがこの夢が作家を支え、偉大な芸術作品を産み出すパワーとなる場合もある。だからこそ著作権は作家の死後も保護されなければならないのだ。
日本における五十年のという保護期間は短すぎる。なぜなら、作家の妻が生きているのに保護期間が切れてしまう例が少なくない。子供の場合はなおさらである。世界標準が七十年であるのに、特別の理由もなく日本の保護期間が五十年のままに据え置かれているのは、二十年ぶんの権利の剥奪だとわたしは考える。
あと、この賛成・反対の対比表、この部分は大いに反対派の主張に納得がいくと思うよ。
(むろん同サイトは延長に慎重な態度をとっているので、完全に公平な賛成・反対の両論併記ではないが)
http://thinkcopyright.org/reason.html
(賛成)平均寿命が延びたのだから、孫が生きている死後70年くらいは守るべきだ。
(反対)平均寿命が延びて「生前」の保護は延びているのだから、今のままで十分だ。なぜ「孫が死ぬまで」でなければならないのか?
てなわけで、柄にも無く右上にアピール画像を張ってるってわけ。
ただ、今まで著作権で消費者側が団結して政治的パワーを発揮できたレイは殆ど無い。
今回、初めて押し返すことができるか。