http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061224#p1
の続き。
下にこういうコメントがある。
通りスガオ
・・・UFCの話をしてる中で「WWEもWCWと丁々発止してる時のほうが盛り上がってた。」
続けて「Dynamite!!も裏に男祭りがなくなったら盛り下がってる。」等、自分達の具体的な(商品)価値を語れず、市場的にPRIDEが相対的に必要でしょ?としか自分達の価値を主張できてません。
「だからアメリカ市場に進出させて(ひいては選手を引き抜かないで)富を分けて」と命乞いをする姿勢は、かなり哀れです。選手やエージェントの信頼を失います。当然その次はファンです。
「プライドには伝統と求心力がある(から選手は離脱しない)」発言も失笑を誘うかなりのお粗末さでしたが、これはそれ以下だと思います。
フジテレビ撤退やUFCのホイスvsヒューズでの60万件ppvを達成から半年、TUF景気に沸き始めてから軽く1年以上は経っているにもかかわらずDSEのトップの発言がこの心許無さです。全く方策がないのか社内ディスカッションが足りてないのか理由はわかりませんが、あまりにもお粗末です。榊原はかねてから自分の立場と影響を考えてるとは思えない発言を繰り返しているので普通の観点から発言を判断しても無意味かなとは思いますが、これからは世界進出をしない限り先細りしか待っていない企業のトップとして榊原の資質のなさやそれを許すDSEの底の浅さがが見えすぎて、尚更PRIDEは先が無いと思いました。
自分は前エントリでも書いたように、もともとアメリカ並みのPPV契約はケーブルTVの普及しない日本では構造的に無理だったろうし、アメリカに急いで進出していたとしても、やはり映画やなんかとはちょと違うわけでアメリカでUFC以上の浸透が図れたとは思えない。そういう点ではアメリカのMMA大隆盛がギャラ高騰を招き、おそらくは引き抜きが続出するであろう・・・というのは、いわば湊川の戦。太平洋戦争で言えばまさに今公開中の映画じゃないが硫黄島だ。
もっともこんな意見もあるが。
わむ 『・・・勝敗が事実上決した上で遅参することになってしまったことを嘆いているのではないですかね? PS2に対するゲームキューブといいますか、関ケ原の秀忠といえばいいのか。』
また
・・・競争相手がK-1と競い合うのとはもう次元が違いますから(略)。
日本すら万全じゃない中で、UFCとガチンコ勝負していいのだろうか。アライアンスを組んだり、何か戦略をもって向き合わねばならないんじゃないか。まさにいまそういう大きな決断を迫られてる状態だなという気はしますね
あとはあれだな。ソーラーシステムとビグザム、ジオングの実戦への大量投入でもないかぎり逆転はないってか。
PRIDEの将来というのは微妙に予想がついて、UFCとのアライアンスって要はあんたがたとDEEPやパンクラス、修斗が結んでいる”同盟”関係になるわけっしょ。