幻冬舎新書のトップバッターに選ばれた一人が香山氏。いろいろツッコミを香山氏にやってた浅羽通明氏と揃い踏みしたのが個人的には面白かったが。
その新刊で･･･
リカ姉さん、ヤキがまわったね, 2006/12/12
レビュアー： パブロン中毒 - レビューをすべて見る
とにかくこの人の最近の新書濫造ぶりは驚異的なのであるが、今回はエハラー現象を取り上げて分析してみたわけだ。
エハラーを主とした「スピ」ブームについての考察は、「香山リカにしては」なかなか鋭いものがあったと思う。「スピリチュアルはオウムと地続き」（しょせん江原なんぞは麻原彰晃と同じ系列）というのはＴＶでは決して放送することはできないし、ゲームに参加しない香山が危険を冒してまで出演番組で発言するはずもない。が、香山にしては、新書という土壌とはいえ、かなりの危険を冒したということなのであろう。その点は潔い。
しかし、本業はどうなっているのかというほどの大量生産ぶりに、ついにボロが出た。
「秋日子かく語りき」の内容紹介が、全く逆になっていたのだ。「女子高校生の竜子」だあ？そんな名前の女子高校生がいるものか。竜子は５６歳でしょうが。「中年主婦・秋日子の体を借りて」だ？「心優しい少女の秋日子が、がめついおばさんに体を貸す」話でしょうが。
こいつ、絶対読んでいないな。大島ファンをなめてはいけない。大島弓子を読むやつが香山リカを読まないと思ったらおおまちがいだぞ。
この調子では本業も心許ない状況になっているに違いない。
香山さん、あなたがそうまでして新書を出しまくる理由はいったいなんなのですか。ちょっとは反省してください。
同じアマゾンコムの「秋日子かく語りき」紹介。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048537083
暴走タクシーにはねられ死亡した竜子は、一週間だけ
秋日子の身体を借りる約束をして地上に戻るが……
死と転生に鋭く迫った、大島弓子のファンタジー！
BSマンガ夜話にも取り上げられた有名な話で、読んでないわけもないと思うけど･･･
