INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

近藤vsレノグ再試合。そして保身術大家・菊田早苗に逆王手!!

http://www.pancrase.co.jp/tour/2006/1210/card.html

2日もふくめ、パンクラスにできる精一杯のカードをそろえたと思います。基本的には、少なくとも10日の興行は行きたいところだ。ただ、これで両国に進出するなんて言ってたのは一体なんなんだ、と思ったな。MARSとの対抗戦でもやるつもりだったのか(笑)

さてさて。

メインイベント ライトヘビー級戦 5分3ラウンド
第3代王者 近藤有己(パンクラスism) vs ジョン・フランソワ・レノグ(チーム イルファ)
10/1(日)梅田ステラホール大会のメインイベントで対戦した両者。あれから2ヶ月。不完全燃焼に終わり、悔しさを味わうも進化の過程を踏みしめた近藤。一方、近藤戦で一躍格闘技界に名を知らしめ11/5(日)『PRIDE武士道―其の拾参―』では“寝技世界一”菊田早苗(GRABAKA)を後一歩まで追い詰めたレノグ。
前回の試合を帳消しにするような試合を見せると試合後に語った“パンクラスの絶対エース”近藤が誰もが待ち望む豪快なKOで更なる進化を見せ付けるのか?それとも、近藤戦、菊田戦で自らの実力を証明してきた無冠の強豪レノグが王者を返り討ちにするのか?
負けられない信念と勝ち上りたい信念が激しく交錯する激戦必至のライトヘビー級戦!

こーれはヒットでしたね。レノグは近藤に引き分け、菊田に極めさせず判定に持ちこんだ(♪こ〜れ〜って褒め言葉〜?)という実績をお土産にすれば、まだあちこちにお呼びが掛かるだろうに、気楽に再戦に応じてくれたもんですな。それはプロ総合の場が少ないフランスから来て、闘うこと自体が今は喜びだという面もあるかもしれないが、「コンドーには今度こそ勝てるぜ!!近藤と引き分けた男、から近藤をKOした男、になればギャラもまたあがる・・・ウフフッ(梶原一騎調)」という自信もあるんだろう。
しかし、ここは伝説の再戦「近藤有己vs百瀬善規」の再現をしてほしいものだ。

ところで、皮肉で言えばパンクラスは、何の変哲もないカードをこうやって大カードにするのが上手いな(笑)。
とりあえず、注目は高まる。
そして、菊田早苗がレノグを対戦相手に選んだのに、近藤への意識があったことは間違いない事実だ。
しかし、判定は3-0とはいっても、かなり追い込まれ、評価を上げたのはジャン・フランソワ・レノグだったのは観ての通りだ。

今回の近藤の試合内容によっては、その計算を逆手に取られて近藤に「逆王手(厳密にいえばこんな用語は無いが)」をされるということになる。タイトル戦はそもそも、怪我で流した菊田が拒否する道理なんて無いんだが。その前に例の金原弘光が地味にアピールした「俺が菊田とやってやる!」も、個人的にはかなり観たいが。