格闘技通信のコラムで、李春成氏が、カール・ゴッチの思い出を書いていた。
李は、「ゴッチさんの評伝をまとめたい」と提案。何度もいろいろなところから同種の誘いを受け、そのたびに断ってきたゴッチにしつこく食い下がり、最終的にはかなりの好感触を得ていた。
しかし、奥さんがガンにかかり、看病につきっきりとなったゴッチ氏の環境もありその後ははかばかしく進展せず、ついに妻に先立たれたゴッチ翁はフロリダの旧居を引き払い、連絡が取れなくなったと言う。まことに残念な話だ。
李が書き残した、ゴッチの言葉をさらに残しておこう。
私は、ひとつのレスリングのスタイルを持っている。
一人の、愛する女性もいる。
人生というのは、それだけで幸せと呼べるぐらいシンプルなものなんだ。
古いものは常に新しく、
新しいものは常に古い。
要するに、新しいものなんて何も無いのだ
こういうゴッチ語録をまとめている自分としては、あとでもう少し正確に文字起こしして、表に加えておきたい。
http://www20.tok2.com/home/gryphon/JAPANESE/BBS-SELECTION/Gotch.htm