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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

PRIDEがK-1に視聴率で勝利?大晦日TV決戦

晦日二大興行についてはいくらでも語ることがあるのだけれども、しばらく時間がたつと視聴率のことも話題となるから大忙しだね。

本日4日が、時間帯ごとの詳しい数字が出てくるというから、以降の分析は的外れかもしれないけど・・・

「PRIDEが、Dynamite!を上回る」
「両方とも前回以下、紅白が少し回復」
だいたい、このへんを軸にして新聞などは報道しているようだ。ここはとくに辛口。


http://www.nikkansports.com/ns/battle/p-bt-tp0-060103-0006.html

勝者なき大みそか格闘技、紅白に完敗

 大みそか格闘技が紅白に負けた。大みそかのテレビ平均視聴率が2日、ビデオ
リサーチから発表され、2年ぶりに40%台を回復した紅白歌合戦に対し、フジテレビ
「PRIDE男祭り」が17・0%、TBS「K−1 Dynamite!!」が14・8%とともに前年より
数字を落とした。PRIDEの小川対吉田、K−1の曙対ボビーなど、注目カードを
そろえたが数字的には完敗。両団体がカード編成などお互いを意識しすぎ、
数字を食い合う結果になった。

 大みそか格闘技決戦に勝者はいなかった。PRIDE男祭りが初めてK−1 Dynamite!!に
視聴率では上回った。しかし、数字はともに昨年を下回った。合計視聴率も3年間で最低。 2年ぶりに40%台を回復した「紅白…」との差は11・1%と2ケタ差まで広がった。

 男祭りは元柔道王の小川−吉田という黄金対決で勝負をかけた。若者に人気の
俳優・金子賢の試合も用意した。K−1も曙、サップ、魔裟斗、山本といった人気選手に
加えて、ロック歌手・矢沢永吉のミニコンサートまで開いた。だが前年を上回る豪華な
顔触れは、数字に反映されなかった。

 K−1谷川貞治イベントプロデューサー(44)は「相乗効果で格闘技が紅白を上回
ればと思っていたが、TBS対フジテレビの戦いになってしまった面があった」と分析する。
「打倒紅白」が目標だったが、今回は両団体がお互いを強く意識しすぎて、好カードを食い合う形になった。・・・・・・・・・

数字の解釈というのは相変わらず難しいものだ。
ことにPRIDE男祭りは三部構成で、どうこれの「平均視聴率」をどう解釈するかで違うし。


それより、ニッカンはそもそも想定、前提としての格闘技評価が高すぎじゃないかという気がする。なんだかんだといってもNHK紅白歌合戦はお化け番組であり、普通にしていれば40-60台のどこをキープしてもおかしくないと思う。
それを向こうにまわし17.0と14.8って10年前、5年前の状況から普通に考えても、すごくいいでしょ。お互いが食い合う状況で。
何より、マンネリ感よりは年末の「風物詩」としての安定感が出てきたことも大きい。
いったん常識として定着してもらえば、実は油断できない「残酷・暴力的」という社会からのクレームへの防波堤にもなる。

もちろん、ボビー・オロゴンvs曙太郎小川直也vs吉田秀彦が相互に潰し合うのは勿体無い話でしたけどね。これを調整できればよりいいんだろうけど、それはありえないだろうし、競争が両方をハッスルハッスルさせる原動力ともなっているのも事実。



紅白歌合戦は「紅白は健康にいいんですよお嬢さん」の、みのもんた司会とSMAP登場というイッシューも考えなきゃならん。

参考

http://ex9.2ch.net/test/read.cgi/k1/1136264301/