http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20051114
「るろうに剣心」に関し、読み応えある論評をしている。
私は最盛期は、逆に熱心なる読者ではなかったけど、何度も書いているように「史実とフィクションの融合もの」全体が好きで贔屓目に見ていたこともあって、その一つとして応援していたのも事実。
ただ、「少年ジャンプで受けるのかなあ?」と思っていたら、逆にあれよあれよという間に人気が急上昇し、なんと同誌の4番バッター、一枚看板になっていくさまに驚いたものだった。でも、逆に「どうもジャンプの正統ではない気がするなあ。大丈夫か?」という感じはぬぐえなかった。
あれだね、長いジャイアンツファンが4番原辰徳を見ているのはあんな感じだったのかも(笑)。
結局、その後は一つだか二つだか、作品がヒットしなかったんだよね?
まあ連続ホームランは難しいとはいえだ。
その違和感というか不安感は言語化はしてなかったのだが、上リンク先の考察に連動し、BSマンガ夜話で岡田斗司夫が述べた台詞を思い出し、「そうか!」と得心がいったことがある。
これはリンク先では時代性という点を強調しているが、もう少し岡田氏は普遍的な意味合いを持たせているのかもしれない。それは「正義」についての話。
「物語の中の「正義」は、大体において
主人公がバカゆえに成立する」。
思い出したあとはぶっ散らかして回収しないが(笑)、読んだ誰かには参考になるような気がする。