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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

永遠の謎か初歩問題か。猪木アリ状態は「逃げ」?どっちが?

DEEPはあれだけの熱戦で、しかもPPVもニアライブもなく、予定される放送時間もない以上、観戦記ネットなどでのレポートが待たれるとは思うけど、第一試合からコツコツ書くのは個人的に苦手なんだな。その任にたえないや。

その前にこのDEEP、そしてつい前のPRIDE-30を見て思い出した問いがある。

、実はこれだけ格闘技を見ていて、もうとっくに解決したと思っていながら、あらためてその問題を突きつけられたら、結局自分の中で答えられなかったのだ。
ちょうどいいので、皆さんにも再確認したい。

それはファブリシオ・ヴェウドゥムvsセルゲイ・ハリトーノフ
それは今成正和vsファビオ・メロ(これだけで判る人はわかるよね)。

【質問】いわゆる猪木アリ状態(キーワード参照)で


 ○ ヘイカモン(キックボクサーAさん)
。|。
 人        ヘ−−L○ オマエコソ カモン(柔術家Bさん)

と、ふたりがずーっとやっていた場合
1、Aが逃げていて不利。
2、Bが逃げていて不利。
3、全くの五分。

の、どれが正しいのでしょうか?
多くの総合格闘技団体では、1(Aが消極的)と見なすことはほとんど無いよね。とすると2なのか3なのか、という話になるのだが、だいたい今は2を採用し、こっちに消極性を見い出すことが多いはず。しかし寝技師に言わせれば「俺は堂々と寝技で渡り合おうとしてるんだよ!不公平だ」ってことになるかもしれない。
かといって、この状態を3であると見なすと客もきつい(両者ともに消極的だと見なして注意する手もあるだろうが)。特に「ブレイク」後は両者スタンドから始めるとも定めている。


また、3だと見なす方には、この問題もある。もし3なら、当時尻タップだチキンだ、アホバカマヌケだといわれた高田延彦vsミルコ・クロコップ、あの試合は特別ルールのせいとかではなくマジで五分五分の戦いぶりだったってことにならないかね。

「もうとっくに理論武装されている。これはこうこうゆえに、こっちが消極的なのだ」つう人はいないかな。団体関係者などで。

コメント欄からの部分的抜粋

ド北郎 2005/10/31 00:14
で、質問なんだけど、スクートポジションって英語は、どっちが主体なの? ガードはガードを取る側が主体(ガードポジション)。マウントはマウント取る側が主体(マウントポジション)。ハーフは、双方主体になりえる(ハーフマウント&ハーフガード)。スクートポジションって、両者の状態を示すの? それとも、上が主体かな?

ハンコツ 2005/10/31 02:26
お初です。猪木アリ状態に対して明確な答えを出せる団体といえば掣圏真陰流ですよ!
「まして自分から寝技になっていたのでは、 何をやっているのかと思われるでしょう。」(掣圏真陰流HPより)

gryphon 2005/10/31 06:00
スクートポジションって英語は、どっちが主体<あれ?どっかでこれも話題になってたはずだけど結論忘れちゃったな。

掣圏真陰流<予言は正しかったといやあ正しいんだけどね・・
美味しいごはん 2005/10/31 10:29
猪木アリとかグラウンドでの上派下派って、黎明期からの常にMMAパラダイムシフトの肝になってますよね。過去にもこれがひっくり返る選手、技術が産まれると勢力図がガラッと変わると言う。今はやっぱりジャッジ的にも客の意識的にも上が優勢に取られてると思いますけど、今後マルセロ・ガルシアのような猪木側からの仕掛けが異常に強い選手(シッティングガードから一方的にプレッシャーかけられる選手)がMMAに現れて、それがムーブメントになればアッサリ感覚ひっくり返るかな〜と。
 
Poet 2005/10/31 17:55
スクートポジション=Butt Scootは下側の選手が尻をついて動いている状態です。上側の選手のポジションについては言及してないけど、立っているのが普通だろうから、猪木アリ状態の訳語として適切だろうっていう結論になったじゃないですか。