INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

K-1MAX・・・拳(腕)は2本、手足は4本。衆寡敵せずと知るべし(斎藤緑雨)

うーーーーん。
なんかこう、後味というか。
たとえると・・・・おつかいで買い物して、そのおつりを店のおばちゃんが間違えて多めに渡したとき、「あっ、儲けた」と一瞬、思いつつ「これでいいのかな?」と感じるような、あんな感覚に似ている。
俺は結構小心者なので、そういうとき結局返してしまうことが多いのでなおさら。


ボクサーが転向して、それでマイク・ザンビディスアルバート・クラウスのようなMAXの中でも優勝や上位に食い込むような選手とのデビュー戦を望むのだったらそれも結構だし、ましてやほとんど準備をせずにオープンフィンガー・グローブをつけて柔道家と闘う、これもまあ彼の自由だ。


しかしまあ。
使い方とか、適応期間というのをだね。



今回、デビューした日本ボクサー2人はともにローキックでセオリー通り敗れたのだが、なにしろK-1で勝利(といっても相手は基本的にアマレスラー)したシャノン・ブリッグスですらこう言っているのだ。

http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/50077441.html

http://sports.espn.go.com/sports/boxing/news/story?id=2154394&num=3
ESPN.com:わたしはどこかでJason(映画Transporter2の共演者)はアルティメット・ファイティングの大ファンだと読みました。彼は、そこのファイターは世界で最もタフネスだと考えています。わたしはレイ・マーサーが二度とK−1で戦わないとぼやいていたのを目にしました。あなたのアルティメット・ファイティングについての考えはどうでしょう?


Briggs:俺はK−1で戦ったことがある(日本で)。俺はK−1で勝ち星を挙げ、一度も負けていない唯一のアメリカボクサーだ。俺はアルティメット・ファイティング・チャンピョンシップ(UFC)のやつと戦った。トム・エリクソンだ。彼はレスリング・チャンピオンでもある。俺は彼と戦い、そしてノックアウトした。彼は今もよくやっているし、多くの試合で勝利し、絶好調だった。レイ・マーサー、イマム・メイフィールド、ビンス・フィリップス、バター・ビーン、そいつらは全員そこで負けちまった。俺だけがK−1で無敗のままなんだ。


ESPN.com:K−1では何度、試合しましたか?


Briggs:一度だ。1−0さ。俺があまりに残虐なノックアウトしちまったから、いまだに彼らが俺を呼び戻す声はないよ(笑)。俺が思うに、彼らは俺やその他のやつらをあの場所に連れて行って犠牲にしようとしたのさ。俺はその立場を逆転してやったがね。


ESPN.com:あなたが最も適応できたことは何だったのですか?


Briggs:俺はキックの準備を十分にしようとした。しかし、しなかった。キックに備える訓練は何もしなかったのさ。俺は認めなきゃならん。俺は、K−1の歴史の中で、キックを受けて叫んじまった唯一の人間さ。「あぁぁっぐ」って叫んじまった。めちゃくちゃ痛かったよ。


ESPN.com:ボクシングよりタフでしたか?


Briggs:その試合は38秒で終わった。彼は3度俺を蹴ったが、3度目のキックが一番きつかった。俺の人生で味わったことのないようなものだ。俺は叫んだ。俺は狂気になった。そして彼をノックアウトしたのさ。俺は分かっていた。そこで彼を倒さなければならない、あんなキックをもう一度喰らうことはできない。もしもう一発キックを受けていたら、俺は地面に倒れていただろう。

もう一回指摘しときますが、この相手はトム・エリクソンだよ。白鯨のローキックですよ。

にしても、話を元に戻すとMAXにやって来たボクサーらも、何か方法があるはずだ。


その他まとめて

秋山成勲

まだ4試合目だっけ?試運転中と考えれば、こういう試合も仕方ない、で片付けていいのでは。でも日本の、平凡な80kg台総合選手に勝てるか勝てないかという判断をするとねえ。

所英男

どんなローカル団体でも4連勝5連勝する相手はそれなりにいいところがあるはずで、それにうっかりつまづいたりしないだけでもよしか。これで大みそかは決定でしょう、頑張って。

レミギウス・モリカビチュス

こっちも勝って久々にZSTも幸先よしか。
俺、ヘタしたら彼が12.31の魔裟斗復帰戦の相手を務めるんじゃないかと思っている。

佐藤嘉洋

別に地味とは思わないけど「地味」というブランドが付いて谷川貞治が何度も連呼。
MAXの中でセーム・シュルト道を進んでいってますね。
この大会は「ローキック」の威力がTV放送の順番もあって印象づいているので普通以上に興味深かった