うーーーーん。
なんかこう、後味というか。
たとえると・・・・おつかいで買い物して、そのおつりを店のおばちゃんが間違えて多めに渡したとき、「あっ、儲けた」と一瞬、思いつつ「これでいいのかな?」と感じるような、あんな感覚に似ている。
俺は結構小心者なので、そういうとき結局返してしまうことが多いのでなおさら。
ボクサーが転向して、それでマイク・ザンビディスやアルバート・クラウスのようなMAXの中でも優勝や上位に食い込むような選手とのデビュー戦を望むのだったらそれも結構だし、ましてやほとんど準備をせずにオープンフィンガー・グローブをつけて柔道家と闘う、これもまあ彼の自由だ。
しかしまあ。
使い方とか、適応期間というのをだね。
今回、デビューした日本ボクサー2人はともにローキックでセオリー通り敗れたのだが、なにしろK-1で勝利(といっても相手は基本的にアマレスラー)したシャノン・ブリッグスですらこう言っているのだ。
http://blog.livedoor.jp/nhbnews/archives/50077441.html
http://sports.espn.go.com/sports/boxing/news/story?id=2154394&num=3
ESPN.com:わたしはどこかでJason(映画Transporter2の共演者)はアルティメット・ファイティングの大ファンだと読みました。彼は、そこのファイターは世界で最もタフネスだと考えています。わたしはレイ・マーサーが二度とK−1で戦わないとぼやいていたのを目にしました。あなたのアルティメット・ファイティングについての考えはどうでしょう?
Briggs:俺はK−1で戦ったことがある(日本で)。俺はK−1で勝ち星を挙げ、一度も負けていない唯一のアメリカボクサーだ。俺はアルティメット・ファイティング・チャンピョンシップ(UFC)のやつと戦った。トム・エリクソンだ。彼はレスリング・チャンピオンでもある。俺は彼と戦い、そしてノックアウトした。彼は今もよくやっているし、多くの試合で勝利し、絶好調だった。レイ・マーサー、イマム・メイフィールド、ビンス・フィリップス、バター・ビーン、そいつらは全員そこで負けちまった。俺だけがK−1で無敗のままなんだ。
Briggs:一度だ。1−0さ。俺があまりに残虐なノックアウトしちまったから、いまだに彼らが俺を呼び戻す声はないよ(笑)。俺が思うに、彼らは俺やその他のやつらをあの場所に連れて行って犠牲にしようとしたのさ。俺はその立場を逆転してやったがね。
ESPN.com:あなたが最も適応できたことは何だったのですか?
Briggs:俺はキックの準備を十分にしようとした。しかし、しなかった。キックに備える訓練は何もしなかったのさ。俺は認めなきゃならん。俺は、K−1の歴史の中で、キックを受けて叫んじまった唯一の人間さ。「あぁぁっぐ」って叫んじまった。めちゃくちゃ痛かったよ。
ESPN.com:ボクシングよりタフでしたか?
Briggs:その試合は38秒で終わった。彼は3度俺を蹴ったが、3度目のキックが一番きつかった。俺の人生で味わったことのないようなものだ。俺は叫んだ。俺は狂気になった。そして彼をノックアウトしたのさ。俺は分かっていた。そこで彼を倒さなければならない、あんなキックをもう一度喰らうことはできない。もしもう一発キックを受けていたら、俺は地面に倒れていただろう。
もう一回指摘しときますが、この相手はトム・エリクソンだよ。白鯨のローキックですよ。
にしても、話を元に戻すとMAXにやって来たボクサーらも、何か方法があるはずだ。
その他まとめて
秋山成勲
まだ4試合目だっけ?試運転中と考えれば、こういう試合も仕方ない、で片付けていいのでは。でも日本の、平凡な80kg台総合選手に勝てるか勝てないかという判断をするとねえ。