先日付で「虚人魁人 康芳夫」を紹介、その先行作品として漫画原作者・竹熊氏のインタビュー集「箆棒な人々」を紹介したが、氏が自作を語るHPがあったのを思い出した。
かなり前だが、まだ残っていてよかった。
http://hotwired.goo.ne.jp/culture/interview/980929/index.html
・・・類人猿オリバーくんは知ってたし、「家畜人ヤプー」に猪木対アリ、猪木対アミン・ウガンダ大統領はその当時すごく評判になってましたからね。だから、ああ、それやったひとなのねって。でもあの時点ではただヘンなオッサンに会うって意識しかなかったんですよね。ところが・・・過去の新聞記事の切り抜きとか、70年代初頭に出された自伝『虚業家宣言』(双葉社/絶版)とかね。そんなの読んでると、がぜん興味をそそられるわけ。実際、話を聞きにいったらメチャクチャ面白かった。あのひとのなかでの現実主義的な商売的な部分と、ロマンチシズムとニヒリズムが渾然となっているところがね、すごく現代的だと思ったんですよ。ある種「オタク」みたいなものの元祖といいますかね。オタクが積極的に世の中に出ていって世間と折り合っていく、そのひとつのモデルケースだなと・・・