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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

桜庭和志と近藤有己−2003年のある風景と、王位継承

http://jecht.jugem.cc/?eid=250

後二日と迫ったPRIDE男祭り2。
スカパーPPVか地上波か、どちらで見ようか迷ってる方もいると思いますが
俺がお勧めするのは全試合ノーカット、オープニングから入退場まで全て見れ、
そして、カウントダウンイベントまで見れるPPVです。
俺は昨年の男祭りはPPVで見たのですが、一番いいシーンは何だったかというと、、、

昨年はなにしろ3興行鼎立で、しかも猪木もPRIDEもカウントダウンを行った。
カウントダウンということは当然午前零時までだから、午後6時開始としてもちょうど120分テープの3倍録画でギリギリ。あたしは当時、現住所は留守録で猪木祭り、実家はDymamite!、PPV再放送で男祭りを撮ったのだけど、まさか猪木祭りがあんなに開始が遅れるとは思わなかったので、アントニオ猪木が観客によりにもよって

「お前ら、ルールを守れ!」
と言い放つというおもしろ映像は撮れなんだ。


で、見られなかった男祭りのカウントダウンでこんな話を聞いた。
あの時、桜庭は「紅白に対抗!」「KSつながり」というコンセプトで、コバヤシ・サチコ(小林幸子。奇しくも今年の大トリ。)風の派手な衣装で入場。頭にはマスカラスもかくやという派手な鳥の羽飾りを被っていた。
そして健闘むなしく試合はアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラに敗れるのだが、終了後の年越しセレモニーでリングにあがった桜庭は、マリオ・スペーヒーに快勝して同じくリングに上がった近藤有己に、その羽飾りを被せてふざけたという。
その光景は、あたかも皇太子の即位に戴冠の儀式を行う、前国王のようであったとか・・・


伝聞ゆえ、こんなシーンが実際にあったのかなかったのかもよく判らないし、そもそも桜庭がそんな冗談をやったからといって、二人がそれほど親密なわけでもない。基本的にパンクラスはIsmもGRABAKA高田道場との出稽古の交流は少なそうだし、桜庭もシウバvs近藤で応援コメントなどをしたわけでもない。
むしろ、各種のインタビューを読む限り「まだまだ役者不足」「俺の領域には達していない」と思っているだろう。それは実績的には、たしかにそう言えると思う。
だから今回も「リング上の試合の差で、今度こそ格の違いをみせたるワイ」とでも考えていただろう。それぐらいの自惚れがなければ、格闘家としてトップはとれない。


しかし、今回このような状況になってしまった。
日本人はもちろん五味隆典長南亮吉田秀彦も200%も出るわけだけど、階級や年齢、Uからつながるバックボーンなどを考えると、やはり近藤有己こそが桜庭和志の穴を埋めることが出来る唯一の存在ではないのか。
この日、近藤は超一流のミドル級実力者、ダン・ヘンダーソンを破ることで「王位継承」を成し遂げることができるし、成し遂げねばならない。


まあ、この試練は聖剣エクスカリバーを引き抜くよりも困難で、俺は今から負けた瞬間のダメージ緩和策をイメージトレーニングしたりしてシオシオなのだが、なんとかならないところを何とかしてなんとかしてほしいものだ。

http://zenzen.jugem.cc/?eid=303
私は過去の試合から色々な事を学び、もっと自分を
進化させなければならないと再び悟りました。
2005年は私にとって最大の飛躍の年になるに違いありません。