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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

トラウマに触れてごめんなさい。がんばれカネヒラ。

TBS・ニュース23金平茂紀アメリカ特派員が、
なぜああもCBSを弁護するのか。これは論理では
なく心理の問題じゃないかな?と思ってたら、やはり
そうだったのか・・・・

http://www.smn.co.jp/kanehira/

2004年10月04日(月)[CBS軍歴報道の担当プロデューサーの「それから」]

・・・僕が今回のCBS問題にとても興味があるのは、ことの経緯が自分が身を以て経験したいくつかの出来事と深く結びついているからだ。組織というものがどのように防衛のために動くか。企業ジャーナリズム同士がどのように連鎖反応を起こしていくか。「匿名」をかさにきた暴力がどのように発動されるか。そっくりだなあ、と思うことや、やはりアメリカは違う反応をする点があるなと、いろいろと考えさせられる。われわれは間違いを犯す。その間違いから何を学んでいくかは人によって随分違う。そのことを過去に出会った人々の顔とともに実感する。 

こんな、自分の都合の悪いこと?になると途端にぼやかしたような
表現をするようでは、検定教科書がどーのこーの言えないではないか(笑)。
http://www.smn.co.jp/kanehira/mokuji/041006.html


「オ●ム」「ビデ●」とかいうと、何かまずいのでしょうか?
「過去に目をつぶるものは、現在にも盲目になる」--リヒャルト・フォン・ワイツゼッカー(笑)


そこでワタクシめが、ボスの著書から引用紹介。一度書いたけど再度収録。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20040527#p2

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一度このブログでも取り上げた金平茂紀テーフ・ディレクターがワシントン特派員となった際、彼の最後のあいさつで行った言葉は・・・

彼がワシントン特派員となるために番組を去ることになって、「会議」(金曜日)でのあいさつで開口一番言ったのは「思い返すとつらいことばかりだった」という一言だった。そして、なかでも「つらかったこと」を即座に10ほど列挙した。そのかなりの部分は、社内での葛藤が関係していた。
筑紫哲也著「ニュースキャスター」集英社新書P210)


ニュース番組をやりつつ、最後の挨拶で出てくる話が
社内の葛藤の愚痴ばかりというのは、いやはや大変な
職場というか、白い巨塔も真っ青なお話でございます。

そういうところで作られるニュースというのも、なかなか受け取るこちら側としては大変なのですが、そういう複雑な力学の中で外国に行ったり戻ったりされる方にはちょっと同情。
この際金平ディレクターが、趣味(とイデオロギー)丸出しの特集を作っても、あたたかく見守ってあげようじゃないか、諸君。


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僕もいささか初心を忘れていたようです。トラウマを抱えた人を
責めてはいけないのだ。見守ろう、静かに。同情とともに。





でもなあ。

保守系ラジオ局が、喧嘩別れして15年以上も絶縁状態に
あるメイプスの父親を捜し出してきて「娘はとんだ恥さらし
だ」と言わせたそうだ。そこまでやるのだ

これって良くも悪くもジャーナリスト魂の発露であって。
自分が同情を寄せている側には取材を控えるべきだ、ってな主張に聞こえなくもない。
そうえばTBSは、あっぱれオウムにビデオを見せた責任者を、名前から顔からすべて秘匿して守り通したんだっけ。それもひとつの在り方か。