http://d.hatena.ne.jp/atoz/20040914
いや、大した話ではないんですけど、タイムマシン・時間旅行ものは
・パラドックスをパズル的にこね回す楽しみ（「時の門」「ザ・タイムマシン」）
・未来をあたう限りの想像力を膨らませて描写する楽しみ（「夏への扉」）
・かつての時代、風俗をノスタルジックに描写する楽しみ（「イエスタディ・ワンス・モア」）
なんかがあるんですけど、「未来を知っている」という一種の超能力を利用した大活躍、成功話や、そして何より運命をどう変えていくか、あるいは変えられないかという話も魅力でありますね。
「戦国自衛隊」がリメイクされるというんで、ちょっと「リプレイ」と合わせて思い出した。
それより何より「リプレイ」に関しての？疑問。
藤子・Ｆ・不二雄の最晩年の大人向け作品に「未来の想い出」という作品がある。
老いた漫画家が主人公。
おそらくは作者自身がモデルで、彼の「全力を注いだ」連載を若い編集者がお世辞を言いつつ遠慮がちに打ち切ったりする描写なんかがあって可笑しい。その彼が、漫画家仲間が貧乏ながら集い青春を謳歌する安アパート時代に戻って・・・という話なんだけど、単行本に最初なったのを買い逃したらこれがいつまで待っても新装版も文庫版も出ない。
んで、ひょっとして「リプレイ」との類似が問題になったんじゃないか？と思っているわけ。
確かめるすべもないが、じゃあなんで出ないんだろうと。
