森林減少を食い止めるためと聞くが、なかなか思い切ったことをしたもんだ。
で、中国政府を見直したね。経済第一だけではなく、環境にも今まで以上に目配りをした政権運営を進めていることと、また外貨獲得に狂奔する必要がなくなり、こういう政策をする「余裕」が国全体に出来てきてることは、中国の発展が世界にとってゼロサムではなくプラスサムであることの証明になるかもしれぬ。
とはいえ、乱暴な行政であることも事実で、例えばミクロに見れば日本への輸出をアテにして炭焼き工場を経営している起業者も各地にいるはず。木材資源保護のため、輸出禁止(制限)が必要という結論を出すのはそういきなり出てくるもんではない。
少しずつ制限をしていって、国内炭焼産業(輸入先である日本その他)の再編、対策を待ってやれば無用の混乱は避けられたはずなのだ。昔ヒロオカさんが解説席で、野球の派手なファインプレーを「打球への反応が遅いから、ああいう派手な動きをしないと追いつけなかっただけです」と冷笑していたがそれに近い。経済官僚たちの現場遊離は、日本だけの話ではないと。
さて、日本はこれで例えば国内林業に動きはあるかな?
目端のきく人は、これを株に結び付けて有望企業の株を買って大もうけできるんだろうねえ。