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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

郷野聡覚−−反逆は英雄の特権(改訂版序説)。

郷野聡覚は、実はボス(菊田早苗)に対し、けっこうさめた目で見ているんじゃないか?という仮説をおいらは持っている。
例の「ガチ!MAGAZINE」インタビューをもう一回引用してみよう。

「もともと、菊田さんは自分や(三崎)和雄に比べたら闘うことが好きじゃないような気がするんですよね。例えば今ままでも、試合前にみんながやっているような追い込んで追い込んでっていう練習は一回もしてないと思うし。」


−−そうなんですか(笑)


「本当に自分の8割ぐらいの力でやる練習で、今まで来た選手だと思うんですよ。でもそれはそれですごいことですよね。」


−−じゃあ逆に言うと、その限界が来ているのかもしれない?


「そうですね、だから、追い込む練習、苦しい練習をやればもっとバッと強くなれるかもしれないんですけど・・・」


−−でも彼は大将だから『やれよ!』っていう人もいないし。


「まぁいないですね。それに昔から言われてやるタイプじゃなかったみたいですから(笑)。それが菊田さんの生き方というか、格闘技に対しての取り組み方だし、やっぱり菊田さんは今までのやり方でやると思うんです」

・・・・実は最初の構成では、「郷野はここでは控えめにしか言っていないが、ほかにも・・・」と展開するつもりだったのだが、これだけで十分突き放した物言いになっている(笑)。
自分に置き換えてみれば、同じ職場の先輩や上司に「●●さんは全力で仕事してませんよね、いつも8割程度のがんばりで。でもそれで仕事の成果が上がってるから凄いですよね」とか言えないよねえ(笑)、でも悪気があるとかでもないのはまた事実で、要は郷野はほんとに冷静すぎるぐらい冷静に、他人を論評するんだよね(続く)。