INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ひねリンブログにみる、明治柔術家のハッスル連続ドラマ。


はてなアンテナの調子が悪かったのか、リストを増やしすぎて見逃したのか。
同ブログが更新されておる。んでまた、普通の日本人が目にすることも無い貴重な資料を発見・報告している。

http://hinerin.blogspot.com/

あるレスラーがRakuとの対戦に名乗り
→Raku、柔術ルールでギを使ってレスラーに勝利
→観客、ギを使うのは卑怯、と納得せず。翌日ノーギで再試合決定
→試合直前になって、Rakuは「やはり私は裸で試合するなどという不名誉なことはできん」と主張
→ギ着用して、同じ方法で勝利
→観客激怒、その翌日に今度こそノーギで試合実現
→Raku勝利でこの話終了

てな感じで、ひとつの対戦を伸ばして三興行うって儲ける、みたいな・・・

前田光世再評価のきっかけとなったヨコジュンこと横田順ヤの「明治バンカラ快人伝」(ちくま文庫)でも、実は明治の世に海外で活躍した柔道家柔術家がけっこう講道館の目を届かぬことをいいことに(笑)、WWEもビビってたじろぐようなストーリー・ラインを練りこんで客を何度も引っ張っていた、ということに関しては報告されているが、それをさらに補強する貴重な資料だ。
まあ、食っていかにゃならんのだし、分かりやすいデモこそ柔道普及につながる、というのも事実だろう。ときどき地元の力自慢にシュートをやればそれでよし。


この雑誌論文、Dr.マサや前述ヨコジュンや、夢枕獏松原隆一郎らの目に触れさせることはできんものか。わしらはひねリンの翻訳に頼るが。