INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

健全なる文化について

共にあたくしが、はてなアンテナに入れてるサイトですが、なかなか見方が対照的なので読み比べを薦める。

http://www02.so-net.ne.jp/~eiji-oh/diary/display.pl?table.html&2004_06.txt
私がむしろ気になっているのは、愛読書が「バトル・ロワイアル」だったわけですよね。先日も大田区でこの映画のテーマソングを使ってガキが暴れるという事件があった。
 たぶん今後も、間違いなくこの本や映画に触発された少年犯罪が繰り返されるでしょう。(中略)
 クリエーターには、それを表現する権利があると思うけれど、一方で、マスとして、売って良いものと、止めといた方が良いものというのはやはりあると思うんですよね。それを考えると、これを売った連中というのは、将来これをネタにして種々の事件が発生することを予見したんだろうかと思う。いやもちろん、彼らは予見したでしょう。でも一方でこれは間違いなく売れると判断したから世に出したわけです。
 しかし、職業人として、踏み止まるべき一線がそこにあってしかるべきでは無かったかと思う。

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040518

日本が世界に誇る谷崎潤一郎の「卍」が健全か?

川端康成の『眠れる美女』が健全か?

三島由紀夫の「仮面の告白」が健全か?

文学や芸術の多くは健全でないことに価値があるのだ。(中略)

不健全で異端だからこそ芸術は面白いし、いや、そうでないものはわざわざ金出してみる価値はない。

だってそこらに転がってるから。