INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ミルコよどこへ?UFC・DREAM契約めぐる報道・陰謀の奇奇怪怪。そして7月DREAM参戦か?

http://gameandmma.blog29.fc2.com/
で、ミルコについての関連スレを読んでも、彼のやっていることがよく分からない。


http://senkanburian.jugem.jp/?eid=604 より)

例によってこういうことなのかと思いきや、あながちそうとは言えない・・・久々に解き甲斐のある、バックステージ・ビジネスミステリーなのかもしれない。

【仮まとめ】

・ミルコがUFCに久々に出場した(事実)
 ↓
・この試合は、UFCでは異例の1試合契約。正式な書類は作らない口頭で約束しての出場だった。(ダナ・ホワイト証言)
・この試合に関して、ミルコはダナのオファーした選手を何人か拒否した(ダナ)
・この試合後、数戦したいとかタイトルを目指すとか言ってた(ダナ証言)
 ↓
ところがミルコはこの試合後、さっさとDREAMと3試合契約をした(日本報道)?
・ダナが「ミルコにだまされた」と激怒。(事実)
・ミルコは「どことも契約は結んでいない、ダナは誤解だ。あらゆるオファーを検討する」と発言(クロアチア報道)
 ↓
kamipro.moveでミルコ(今井賢一)担当の堀江ガンツ記者が
「ミルコのUFC1試合、その後DREAMへというのは規定路線」
「ダナの”激怒”はおそらくポーズで、『おれとの約束を反故にするのは許さない』というアピール」
と分析する。

ああ、整理して分かった。UFCとDREAMどちらを選ぶかは、今後わかってくることではありますが、問題は堀江コラム通りだとして「約束を反故にした」というのが事実かどうかなんだ。
規定路線としてDREAMに戻るのが分かっていたのに・・・というのは「暗黙」の話であって、3試合オファーや、ケイン戦オファーというのが、カゲもカタチもない事実無根のものなのか、ダナのホンネはともかく一応はそういうオファーの事実があり、ミルコは生返事だか明確なNOだかを言ったのか。それとも確実にそういうことがあったのか。
ここがポイントだ。

実は堀江説というのは、根拠を示していて
・ミルコがUFCで戦うとしたら、一番価値が高かった最初の契約時が(途中の減額はあるが)契約上の基礎になるので、今の暴落したミルコにUFCがそれを払うとしたら割に合わない(だから継続オファーはないだろう)。
・DREAMはUFCと張り合ってお金を払えない(から、強引な引き抜きではなく復帰は規定路線だった)。

というのが理由だという。
ただ、今回のミルコ出場は、そのお高い最初の契約とは別の契約を結んで安く使った、と記事にも書いてある。
ならば今後の試合も、そのキャノン的・派遣社員的な仮契約で安く使うこともできた、UFCはその積もりだったんでは?というのが一点。
あとは、この後ライバル団体で戦うのが濃厚な人だったら、ご当地顔見世は別として、わざと地味強を当てたり、今後の契約や今後の相手(地味強)をオファーして「やつにはXXX をオファーしたのに逃げやがった!」というディスをするというのはおなじみの手法ではないか?疑う向きは「沖縄のご隠居」に思い出話を聞いてみなさい(笑)。

そういうわけでダナのホンネはともかく、外形的にケイン戦のオファーや3試合のオファーがあったことや、ハケン社員で立場の弱いミルコが、それにはっきりノーとはいえなかった、あいまいにイエスと口頭では言った・・・これらは事実かウソかといえば事実だったんじゃないかと、これはおれの推測です。
ああ、ケン・イマイが国連の旗の下、紛争解決に奔走していなければ・・・(推測)


で、7月20日DREAMにミルコは参戦するとの説

堀江ガンツ記事

ムスタファにノーダメージで勝利したミルコは、おそらく7.20「DREAM.10」に出場するだろう。
その相手は、大物ストライカーと一流グラップラーの名前がすでに上がっている

DREAMと3試合契約というのが事実なら、ミルコの現役継続ももはや長くない
vsアリスター・オーフレイム
これはやらないわけに行かない。
vsセーム・シュルト
DREAM.1でオファーされたが「いきなりシュルトはないでしょう」と今井賢一氏が断ったという経緯を、私が忘れてると思ったら大間違いだ(笑)。あんたが「いきなりだから」を理由にした以上、もう断ることはできんぞ。まあセームがK-1に専念し続けるならナシだが。
vsジェフ・モンソン
「一流グラップラー」で、階級とDREAM参戦可能性を考えるとそうなるかなと。ハリトーノフ秒殺で株も上がっているし。

さて、どうなりますかな。

七帝柔道、松原隆一郎氏が語る

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )とダブルポストです

【伝統競技 / 武道】 柔道七帝戦・男子は名大、女子は九大が優勝。委員長の松原隆一郎氏が詳細報告 < Gryphon
http://homepage3.nifty.com/martialart/buisiness..htm
いうまでもありませんが、通常のルールと異なる「七帝柔道(高専柔道)」の大会で、独自の寝技技術の発達した柔道です。

今回、講道館を会場に行うことができたほか、上村春樹講道館長や板垣恵介さんが会場に。
テレビカメラも
NHK、ニュースター(※朝日ニュースター?)、晋遊社(※晋遊舎?)が入っていたそうです。

その他詳細はリンク先で。

ということで男子決勝は名大vs北大で、名古屋大が優勝。
増田俊也氏や中井祐樹氏はさぞかし残念だったろう。

今回は講道館で開かれるという、大変歴史的な大会であった。委員長の松原氏が閉会に当たっていわく。

・・・ 開会式に当たって、嘉納師範のお写真に、七大戦の歴史をご理解いただけるような試合をするようお願いしましたが、内容も熱気も、そのお願いに価するものとなりました。

七大戦はもとより寝技の大会ではありますが、団体のため、強い者は攻め、小さな者は守るというように、等しく役割を全うするところにも特徴があります。

このような特異なルールを持つ七大戦を、柔道の仲間としてお迎え下さり、講道館で開催することをお認め下さいました。七大学を代表して、 上村春樹講道館長に御礼申し上げます。


その一方で、主管校として歴史的な大会運営をしつつも、東大は大不振で、チームの長としての松原氏はがっかりだったとか。
あとひとつ。
一度、この七帝柔道はグレイシー柔術および骨法とかとあいまって格闘技的に熱い注目を浴びたことがあるが、それを当事者たちが肯定的に見るのかどうかは分からない。
今回はNHKやCS、出版社などが来たそうだが、メディア的な知名度も高い松原隆一郎氏のもと、どういう風に世間に知らしめていくのか。たとえば今回、グーグルニュースの検索の限りではこの大会結果がニュースとして扱われるところはほとんどなかったようだ。
講道館での開催」というニュース価値での扱いもあったろうに。

それがいいのか悪いのかは判断つきかねるが、仮に大会日程がスポナビkamiproサイト(場違いな・・・)などでリリースされていたら、今年は東京開催だし、タダだしでボンクラな格ヲタが見に行けたかもしれない。
動画はyoutubeでの公開という手もあるかもしれない。
やらなければやらないという選択ももっともだが、やらないにしても一応は検討の上で見送ってほしい。
おそらく、来年からは七つの旧帝大のある別地域をどんどん回って、東京に戻るのは再び七年後?そのへんのことも分からないし。
【追記】ウィキペディアの「七帝柔道」を見ると、やはり各地の持ちまわり開催のようです

三島☆ド根性ノ助のUFC参戦、ブッカーはシュウ・ヒラタ氏だった

http://ameblo.jp/shu1968/entry-10280112011.html

今だから言えるんですが、
三島☆ド根性ノ助選手がUFCに参戦したときに
一番はじめに提示された対戦相手がこのフィッシャーだったんですよぉ
(略)

三島選手よりも身体も一回り大きいですし、
タックル切るのもめちゃめちゃ巧いのも知ってましたから、
いくら三島選手でもフィッシャーからテイクダウンを奪うのは至難のワザ、
と思いましたし、
あとは時期的にも準備期間が充分ではなかなったので、
結局断って、
初戦は、こちらから
ジョー・スティーブンソンはどうだい?
と提案して決めて貰ったんですが。

どこかで当時読んでいたかもしれないが、ブッキングにシュウ・ヒラタ氏(&井田英登氏?)が絡んでいたとは。
とすると、UFCとかWECに選手をブッキングするというのが名エージェントの証明だとすると、当時からヒラタ氏の手腕と実績はすでに相当なところにあったということだろうか。

佐藤優批判のブロガーが、佐藤氏&週刊新潮前編集長を訴える。さて関係大有りの佐高氏はどうする?

まずは金光翔氏のブログ「私にも話させて
http://watashinim.exblog.jp/9868642/
および訴状も含めた
http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-19.html
を読んでいただきたいが、これまでの経緯を簡単にまとめるのはむつかしい。
・・・と思ったら、ウィキペディアには既に氏の略歴があるから恐ろしいわウィキペディア。この金氏の略歴で、大まかな事件経過も分かる。

あと、このブログも岩波書店などに抗議する立場から書かれている。
http://shutoken2007.blog88.fc2.com/

もととなった週刊新潮の記事概要はこちら
http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200712180000/

さて。
佐藤氏と一緒に訴えられているのが早川清『週刊新潮』前編集長だが、佐高氏とこの人には因縁がある。
つい一ヶ月ほど前、こういうコラムを佐高氏は書いていたんだ。

まさか当時はこんなことになるとは思わなかった(笑)のですが、これを保存していたのは、佐高信「社長」と週刊金曜日が、週刊新潮に完膚なきまでに叩きのめされた「皇室コント事件」の私怨を、新潮の「阪神支局襲撃誤報事件」をきっかけに晴らそうとして、しかも失敗しているという面白さがこのコラムにあったからです(笑)

佐高氏の主張、読めますか?小さいですが読めますよね。
佐高氏、じぶんの社の主催した集会への新潮の批判を「チクリ雑誌」とか言ってますがね。公式発表されていない事実を取材して記事にするのは雑誌の仕事じゃないすか。
というか、新潮批判は今でもその集会、コントを「何の問題があるのか」という立場を堅持して主張するなら、言っていいんだけどね。佐高さんは同社の社長・雑誌発行人として、それが不適切だったと認めているではないですか。
しかも、後日の声名からすると佐高氏、週刊新潮の取材に対して「虚偽の説明」を行っていたと。それなんて雪印乳業

週刊金曜日が謝罪。「社長・佐高信氏はメディアに虚偽説明した」と認める内容
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061228#p3

(その前の記事)
佐高信氏批判・・・週刊金曜日の皇室ネタと佐高の逃げコメント
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061205#p3

とまれ、当事者のあなたと、演じた「他言無用プロジェクト」が不適切だったと認める以上、サタカさんは「わが社の失敗と不祥事に気づかせてくれた週刊新潮よありがとう!これが逆命利君だ!!」とか感謝してしかるべきではないか(笑)

そして、早川編集長への批判は「こんな不祥事(誤報事件)をしながら辞任しないのがけしからん」

当のあなたが、皇室コント事件でメディアに虚偽説明を行い、その後そのウソを認めて全面謝罪したあとも社長のイスにしがみついているんですけど(爆笑)。なんで自分のことを、1秒でいから省みないかなあ。いや道徳論じゃなくて、整合性を取ろうと努力したほうがいいんじゃないかってことです。


あと、記事と上層部の責任の連動は、佐高氏にとっては「私は週刊金曜日に掲載された911陰謀論の記事と、一蓮托生になる!」という宣言でもありますので、よく覚えておきましょう。あと、現時点での佐高氏は911陰謀論を語る、誌面に載せるに値するとしていると。

それはそれとして本題

ちょっと時間がないので大急ぎでまとめるが、私の興味のひとつは、人間関係を論理と整合性に優先させまくる佐高氏が、この訴訟についてどういう見解を表明するのかだ。佐藤氏はかばいたいだろうし、早川氏は憎いだろうし・・・心中お察し申す。


あとは普通の名誉毀損裁判のように、佐藤氏の週刊新潮コメントは意見表明なのか虚偽なのか、といった議論もあろう。
また、佐藤氏に関しては、たしかに「イスラエル問題」など、ある雑誌に書いたことが、他の雑誌で公に示されたときに批判を浴びないか?と感じることはままある。ウェイトのおき方なんだろうけど、裁判とは別にその部分が話題となることで注目されたら面白い。

http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-19.html

佐藤氏は、オリックス宮内義彦会長の発言に対しても、「北海道の右翼が情けないですよね。街宣車で会社の回りをグルグル回るというようなことをして、怖いと思わせなければ、こういう発言はやめないですよね。「発言は自由である。しかし、それには責任がともなう。これが民主主義だ」って」などと、言論に対して暴力をちらつかせて威圧させて黙らせることを積極的に肯定しています(山口二郎編著『政治を語る言葉』七つ森書館、2008年7月、242頁)。これも、「言論の自由」の原理的な否定であることは明らかです。

これはたしかに、失言という判断しかできないなあ。


わたしはたとえば朝鮮総連の評価だとかは
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090408#p4
李英和に全面賛成だし、そういう点では金氏と考え方は大いに異なるが、注目をもって氏の発言は追っている。


【参考】このブログの発言にも注目。
■一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ
http://ameblo.jp/sataka/

このブログの「佐高信論」をまとめて読むには

ここからどうぞ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090528