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で、ミルコについての関連スレを読んでも、彼のやっていることがよく分からない。
(http://senkanburian.jugem.jp/?eid=604 より)
例によってこういうことなのかと思いきや、あながちそうとは言えない・・・久々に解き甲斐のある、バックステージ・ビジネスミステリーなのかもしれない。
【仮まとめ】
・ミルコがUFCに久々に出場した(事実)
↓
・この試合は、UFCでは異例の1試合契約。正式な書類は作らない口頭で約束しての出場だった。(ダナ・ホワイト証言)
・この試合に関して、ミルコはダナのオファーした選手を何人か拒否した(ダナ)
・この試合後、数戦したいとかタイトルを目指すとか言ってた(ダナ証言)
↓
ところがミルコはこの試合後、さっさとDREAMと3試合契約をした(日本報道)?
・ダナが「ミルコにだまされた」と激怒。(事実)
・ミルコは「どことも契約は結んでいない、ダナは誤解だ。あらゆるオファーを検討する」と発言(クロアチア報道)
↓
・kamipro.moveでミルコ(今井賢一)担当の堀江ガンツ記者が
「ミルコのUFC1試合、その後DREAMへというのは規定路線」
「ダナの”激怒”はおそらくポーズで、『おれとの約束を反故にするのは許さない』というアピール」
と分析する。
ああ、整理して分かった。UFCとDREAMどちらを選ぶかは、今後わかってくることではありますが、問題は堀江コラム通りだとして「約束を反故にした」というのが事実かどうかなんだ。
規定路線としてDREAMに戻るのが分かっていたのに・・・というのは「暗黙」の話であって、3試合オファーや、ケイン戦オファーというのが、カゲもカタチもない事実無根のものなのか、ダナのホンネはともかく一応はそういうオファーの事実があり、ミルコは生返事だか明確なNOだかを言ったのか。それとも確実にそういうことがあったのか。
ここがポイントだ。
実は堀江説というのは、根拠を示していて
・ミルコがUFCで戦うとしたら、一番価値が高かった最初の契約時が(途中の減額はあるが)契約上の基礎になるので、今の暴落したミルコにUFCがそれを払うとしたら割に合わない(だから継続オファーはないだろう)。
・DREAMはUFCと張り合ってお金を払えない(から、強引な引き抜きではなく復帰は規定路線だった)。
というのが理由だという。
ただ、今回のミルコ出場は、そのお高い最初の契約とは別の契約を結んで安く使った、と記事にも書いてある。
ならば今後の試合も、そのキャノン的・派遣社員的な仮契約で安く使うこともできた、UFCはその積もりだったんでは?というのが一点。
あとは、この後ライバル団体で戦うのが濃厚な人だったら、ご当地顔見世は別として、わざと地味強を当てたり、今後の契約や今後の相手(地味強)をオファーして「やつにはXXX をオファーしたのに逃げやがった!」というディスをするというのはおなじみの手法ではないか?疑う向きは「沖縄のご隠居」に思い出話を聞いてみなさい(笑)。
そういうわけでダナのホンネはともかく、外形的にケイン戦のオファーや3試合のオファーがあったことや、ハケン社員で立場の弱いミルコが、それにはっきりノーとはいえなかった、あいまいにイエスと口頭では言った・・・これらは事実かウソかといえば事実だったんじゃないかと、これはおれの推測です。
ああ、ケン・イマイが国連の旗の下、紛争解決に奔走していなければ・・・(推測)
で、7月20日DREAMにミルコは参戦するとの説
堀江ガンツ記事
ムスタファにノーダメージで勝利したミルコは、おそらく7.20「DREAM.10」に出場するだろう。
その相手は、大物ストライカーと一流グラップラーの名前がすでに上がっている
DREAMと3試合契約というのが事実なら、ミルコの現役継続ももはや長くない
vsアリスター・オーフレイム
これはやらないわけに行かない。
vsセーム・シュルト
DREAM.1でオファーされたが「いきなりシュルトはないでしょう」と今井賢一氏が断ったという経緯を、私が忘れてると思ったら大間違いだ(笑)。あんたが「いきなりだから」を理由にした以上、もう断ることはできんぞ。まあセームがK-1に専念し続けるならナシだが。
vsジェフ・モンソン
「一流グラップラー」で、階級とDREAM参戦可能性を考えるとそうなるかなと。ハリトーノフ秒殺で株も上がっているし。
さて、どうなりますかな。