INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

完全予想・PRIDEがUFCに吸収されるとこうなる!!

PRIDEの将来というのは微妙に予想がついて、UFCとのアライアンスって要はあんたがたとDEEPやパンクラス修斗が結んでいる”同盟”関係になるわけっしょ。

201X年のPRIDE風景
「やったー!! PRIDE−GPミドル級、頂点に輝いたのは○○選手!!」

「○○選手はこれで、UFCチャレンジゲート”への挑戦権が与えられますからね。頑張ってください」



「さあ次はいよいよスーパーファイト。このところUFCでは調子を落とし、勝ち星に恵まれないXX選手ですが、PRIDEですっきり勝ってUFC復帰を目指したいですね」



「今日も熱い試合が続きましたね。それでは、熱気渦巻く後楽園ホールからお伝えしました」



これが資本主義。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20061225#p1の再録でした。 しかし、悪い予言ってあたるもんですね。
いやまだ早い。


世界のPRIDEから「日本(アジア)のPRIDE」、実はいい結果を?

上のエントリは冗談としましても、UFCとPRIDEが関係を強化(婉曲表現)した場合、超一流選手の多くがオクタゴンをベースに闘うようになる、ことは大いにあり得るでしょう。
だが、それがむしろいい結果を出したりしないでしょうか?


まあお茶でも飲んでじっくり話しましょう。ズズズ。


最近、2試合ほどWOWOWUFCを見ていて思ったのですが、やっぱり縁もゆかりも無いというか、予備知識一切無しでアメリカ人同士の試合を観てもやっぱり印象に残らないってえ部分がある。(その試合内容がものすごくよかった時はともかく。)しかし逆に言えば、アメリカのファンはアメリカ人同士の試合を、ある程度ゲタを履かせて楽しむことが出来るわけですな。
逆に、アメリカ人がPPVでPRIDE見ても、日本人で見て楽しめるのは全盛期のサクラバとか、ゴミやアオキぐらいなもんで、某や某などに対しては「何でこいつがPRIDEに出てるの?」と思ってたでしょう、やっぱり。

ここでナショナリズムという厄介な話を持ち出すとややこしくなるが、日本なら日本、アメリカならアメリカのご当地味付けはやっぱり必要なのでしょう。
もちろん「ヒョードルへの声援>コールマンへの声援」で全業界に衝撃を与えたPRIDEラスベガス大会や、すっかり定着したK-1GP、決勝が4人全員外国籍でも盛り上がったPRIDE無差別GPもある。超一流同士の試合なら、その国や地域に関係なく人気を呼ぶのだろう。しかし。

ここでPRIDEの最近の傾向を見ると・・・・・五味隆典がいるからまたそれは例外としても、ミドルなんかでは、なかなか日本人が結果は出ないでしょう。マウリシオ・ショーグンヒカルド・アローナパウロ・フィリョに日本人の誰が勝てるというのだ。

こういう人はUFCにお引取りいただき、ほどよい相手と日本人エースがメインイベントで戦って、日本人が快勝。
それで中村和裕当たりが調子に乗ってマイクアピールして大会を〆る。
こっちのほうが、マス・リングとしては盛り上がりませんか? なんか憂鬱だけど。


こういう構造が出来たとき、「面白いけど、やっぱり本場はXXなんだよな・・・」となってしらけるかどうか。
これは分からん。Jリーグとワールドカップや、イチロー松井流出後のメジャーと日本プロ野球となるかもしれない。
ただ、「日本国内」で回すJリーグと違い、リングの上では日本人エースvs二線級外国人でも擬似ナショナリズムを演出できるからね。あ、でもパンクラスでも修斗でも、やっぱり呼んだ相手の外国人が一流の時と、二流のときでは客入りが違うもんな。難しいか。

ちゃんぴおんかあにばる。

ただ、ヒョードルやミルコやショーグンがUFCに行ったら行ったで、今度はアメリカ人がなかなか勝てまい(笑)。
とするとどうなるかというと、こういう超一流層は「60年代のNWA王者化」すると。

UFCに行ってはあちらの人気者を2、3人料理。
「次はXXが挑戦だ!」と盛り上がるうちは居座って、それが「もうこいつには勝てないな・・・」と思いはじめたら、今度はPRIDEに来て、その時々でPRIDEの第一線に来ている選手と対戦する。また勝つ。そして再び・・・と。
これは希望的観測です。そうなれば回数は減っても見られるからね。


ただ、そうやっているうちに外国籍でも「俺だけの郷野!」ならぬ「俺たちのミルコ」となっていくだろうし、そしたらそしたでどっちかに定着するでしょうさ。おまけにUFCは、同じ英語圏のイギリスを拠点に、ヨーロッパに第二の拠点を築く勢いでもあり、その時はミルコが「ご当地欧州のエース」となる可能性も高い。
まあ、日本人が逆にその「行き来できる超一流層」になれればそれは一番いいことなんだろうですが。

ジョシュ・バーネットはどうなる?

27日の記者会見で来日する(噂)ダナ・ホワイトに対して、誰かが聞いて欲しいのですが

「あなたが『彼のことが好きではない』とつねづね公言しているジョシュ・バーネットは、PRIDE無差別級GPで準優勝の実績を残している。我々の見るところ、戦績も技術レベルも、試合の熱狂度も明らかにティム・シルビアより上だと思うが、彼の処遇はどうなるのか?」

もちろん、にこやかに建前の回答が返ってくるのだろうが、表情をアップにしてその内心をよぎっているものに迫ってくれ(笑)。


冗談はともかく、上のナショナリズム論に関していうと元TBSの樋口潮さんは世界的なスポーツ大会を放送するときは「”日本人”を『作れ』」という名言を残している。感情移入できるような情報をバンバン流して、どこの国であろうと、日本人のように視聴者がその側に立って見るようなキャラクターにしてしまえ、ってことです。
その副作用が「彼には闘う理由がある」ってやつだが(笑)


ジョシュはそれをナチュラルにこなし”日本人”となっている稀有な存在だ。ダナが彼を嫌いなら、ぜひこっちに残しておいてください。

ケージフォース見ました。あとGCMのサイトについて

http://www.g-c-m.net/cageforce/02/index.html

試合は大変面白く、トーナメント2回戦はぜひ見たいと思いましたね。
門馬秀貴も実力を発揮すればああも活躍するだろうし、菊地昭もやはりすごい。

だが、ところで。
さて次の大会はなんだろう?と思って
CAGE FORCE」や「ケージフォース」でgoogle検索してみたわけよ。

実際にやってみてください
    http://www.google.co.jp/
    「CAGE FORCE」 「ケージフォース」

   
そうすると「ケージフォース」ではトップはバウレビ記事。
http://www.boutreview.com/data/news05/061125cageforce.html
さがして概要が分かるページは
http://www.g-c-m.net/pac/cage_force/top.html程度。


CAGE FORCE」では
http://www.g-c-m.net/cageforce/index.html

一応概要が分かるけれども、昨年11月の大会(予定)紹介がほとんどで情報古すぎ。しかも、ここから関連ページのどこへも飛べないんだよ!


いま、日本のどこの格闘技団体であっても、その大会やプロモーション名をgoogle検索するとその中では公式サイトがトップに表示される。「PRIDE」や「DEEP」なんて、一般的な単語なのにそれでもトップに入っているのだから大したものだよ。
(ちなみに「見えない道場本舗」もおかげさまで、一般用語である「見えない」で検索してもトップに来させていただいている。ありがとうございます)


今、テレビCMでもURLを表示する方式から「『○○』の言葉で検索してね!!」という方式に変わっているのだ。

「ケージフォース」「CAGE FORCE」で検索してこの有様というのは、間違いなくビジネスチャンスを逃しているだろうなあ、と思いました。検索でトップ30に入ると入らないのではまるで得られる成果が変わってくる、というのはNHKスペシャルGoogle特集でもやっていたな。結果を上に上げるためのコンサルタント業もあるとか。



ライトファンなら、「だめだ、探したけどよくわかんなかった。次回大会の場所や日時も、決まっているのかいないのかもわからん」
「この前の試合ですげー!と思った門馬って誰かと思ったけど、検索したらブログやってるみたい。あとパンクラスって出てるからパンクラスなんだろう」

ってな感じになるかもしれないな。


自分はさすがに予備知識があるから、DSEがPRIDEをやっているように、ケージフォースの母体はGCMだと知っている。
だから、何とか公式サイトに行ける。

http://www.g-c-m.net/


たしかにココから、もうひと頑張りすればこの前の大会の結果は確認できる。
http://www.g-c-m.net/cageforce/02/index.html
凄く凝ってて、映像的に美しいサイトだ。

ただ・・・、これって、「いいサイト」なの?

・次の大会はいつ、どこか。(決まってないなら未定だと知りたい)
・たまたまテレビを見たら凄かった門馬ってどんな選手なのか知りたい。ブログを持っているとも聞くが、そこも読んでみたい。
・見逃したウマハノフの試合はどんなだったか、展開を知りたい。
勝利者の今後の意気込み、コメントは?

なんかが、ぱっと見てどこをクリックすれば分かるような状態・・・これがいいサイトなんじゃないかな、と「公式サイトを見る側」は思いました。今。

ゲーム脳やタミフル、水科学・・・ラジオで

水道橋博士ブログ。

http://blog.livedoor.jp/s_hakase/archives/50324981.html

7時、『吉田たかよし プラス!』生出演。
(略)
タミフル話題にしたが、
例えば、本日発売の週刊文春だけでも、
特集に「タミフル大人でも突然死23人の驚愕」
小林信彦のコラムには「タミフルが気になって」
と戦後すぐのペニシリンショックの話を引き、
宮崎哲弥のコラムでも、
タミフルを徒に悪者扱いする論調には疑問」と言及。
同じ雑誌のなかでも、これほど賛否両論ありなのだ。
俺は、宮崎さん寄りなのだが……。

来週の打ち合わせ。
ゲーム脳」論争について取上げることに


これを聞き逃したのは失敗、といってもラジオを聴く習慣どころか、機材すらないのだよな。日本のラジオ、ネット放送は思ったより普及してない。

今週は公式サイト http://www.joqr.co.jp/blog/plus/

3/29(木)   コメンテーター:浅草キッド 水道橋博士
『ニュース要点整理』・・・その日の最新ニュースからピックアップ!

『特集プラス!』・・・「水からの伝言」論争
良い言葉をかけるときれいな水の結晶ができる・・・。
いま、日本のみならず世界でも売れているこの本をめぐり論争が起こっています。

あれ、困るんだよねえ。
私も、善良かつ真面目な、教育者が本気でこのことを熱弁し「生徒にもこの話をしてやりたい」とか言い出したりして。

能登で大地震

お見舞い申し上げます。今回死者数が比較的少ないのは奇跡的だった。
今後は避難した人が、悪い環境で健康を害するような被害がないようになればいいのだが。
ただ、こういうのを見ると、やっぱり最初の3日間を自分で過ごせる装備が必要だと思う。
何度か書いているけど、
◆今はバッグも含め、昔の「防災用品」はローソクやライター、携帯ラジオ、懐中電灯などの道具類のほか、缶詰やビスケットまでひと通りのものが100円ショップで買い求めることが可能。思い立ったら、今日中でも買いにいくといい。買ったものを、そのまま同じ店で買ったバッグに詰めておく。

◆家から着の身着のままで出ることを考え、
庭の中に雨露をしのげる場所(物置など)があるならそこ、
無ければ玄関前の下駄箱など、または自動車のトランクの中・・・などに放り込んでおく

というのをお勧めします。

考えさせられる話2題。

http://news.www.infoseek.co.jp/world/story/24mainichiF0325m059/

ホッキョクグマ>人工飼育巡りドイツで論争 (毎日新聞)
 【ベルリン支局】ベルリン動物園で生まれた赤ちゃんホッキョクグマの人工飼育を巡りドイツで論争が起きている。発端は一部の動物愛護団体が「人工飼育は自然の法則に反する」と安楽死を主張したことに同園が反発したこと。助命を求める手紙やメールも園に殺到。23日の初の一般公開では、愛くるしい表情が人気を集めた。

 論争の主役は昨年12月5日に810グラムで生まれたホッキョクグマの「クヌート」。同園によると生後間もなく母グマが育児を放棄し、双子の一方は死んだ。このため飼育係のデルフラインさんらが、ほ乳瓶でミルクを与え人工飼育している。


 体重9.3キロにまで育ったが、一部の環境保護団体は「ホッキョクグマの生存率は非常に低い。動物は自然に育てるべきで安楽死させた方がいい」と主張した。

で、この騒ぎがあったので、シロクマの赤ちゃんは注目を浴びて人気沸騰、となっているそうな。なんつーか、面白いっていうと語弊があるが、環境団体のいう「自然界では親が育児放棄すれば、その子は死ぬのが道理。自然に近づくというのはその子熊が死ぬことである」っつーのは、論理的にはかなり正しいからだ。

しかし、それがまあ情というか、さすがにやれないだろ、というのは直感的に分かりそうなもんで。論理を突き詰めた末の、隙の無い結論が「はぁ?」となるというのは、朱子学者や神学者の成熟、深化の果てを見るようで面白い。

山形道場

サイゾー連載が読めることに気づかなかった。


http://cruel.org/cyzo/cyzo200702.html

要約: ブタをあげるかわりに改名して自分の姓を名乗れ、という活動をデンマークのアーティストがやっていて、それが尊厳にかかわるといって抗議している政府に対し、余計なことをするなと当事者たちがさらに文句をつける変な状況が起きている。尊厳って何? 名前と実質とどっちが重要? それを問いかける重要なプロジェクトだ。

この話を呉智英に読ませたいなあ。
アフリカの貧困にからめることもできるけど、
一番のキモは「金(物質的利益)に替えられない尊厳は存在するか?」ということです。
時間があればの話だが、例えばはてなで現在話題らしい「売春婦論争」に、うまくつながることもできるだろう。