今日、ようやくその後の反響や留守録に残した、通じての放送を見ることができました。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20060806-00000036-spnavi-spo.html
前田日明が桜庭和志の試合に苦言
「・・・本来ならば、(桜庭が)つんのめってダウンした時点で止めないとダメ。ドクターもオロオロして、セコンドも気を使ってタオルを投げられなかった。本当はやってはいけない試合。」
この放送日に見られたのは桜庭の試合と最後のダイジェスト(これは、放送された試合の結果だけを繰り返したものだった)だったとは当日書いた通りだけど、正確にいうと桜庭の試合でも、このピンチ時点は見ていなかった。通じてみると、なるほど止めていい場面だ。
ん?すると、元祖桜庭批判の( ´∀`)(にわかっち)は・・・
http://hyper4.amuser-net.ne.jp/~auto/b35/usr/vtbanzai/brd1/bbs.cgi
あ、普通だ。この程度なら(苦笑)。
ところで、ストップが遅いといえば、所英男vsイヴァン・メンジヴァーを通してみたとき、例のパワーボムからパウンドを畳み掛ける場面では、止めても良かったように感じたところも・・・
基本的なことを確認すると、総合格闘技は修斗を除きダウンカウントはない(【補足】コメント欄にあるように、スマックも)し、打撃を受けて倒れた人間が「俺は寝技に誘ったんだ」とかいえば言えるし、実際にそこで難しいと言えばたしかに難しいんだけども、かりにそうだとしても、せめてHERO'SならHERO'なりの統一基準はほしい(近づけなきゃならない)。
所英男vsペケーニョ、山本KID徳郁vs須藤元気 そして今回の桜庭の試合のダウン場面を並べて映像として見せてみればいい。
んで、あとひとつは。
http://www.so-net.ne.jp/hero-s/01herosnews/20060807/20060807.html
試合終了後に金泰泳選手陣営より、レフリーストップは不適切であったとの提訴を受け、HERO'S審判団はビデオ検証、レフリー、サブレフリー、ジャッジなどの聞き取りなどから詳細に検証を行った結果、金泰泳選手の提訴は正当で、レフリーがストップをかけた瞬間には技は不完全な状態にあり、レフリーストップは不適切であったとの結論に達しました。
最初の「金泰泳がワセリンを塗っていたのでイエローカード」も「狙ったのか?」と疑うぐらいツボなネタではあるが、そこまで拾ってられない。
それより、こういうとき、それまでの途中経過から判定を決めるなんて奇妙なルールだな、こういいうことまで定めたのか・・・と思ったら、
「HERO'S公式ルール第18条「本大会規定に定められていない問題が生じた場合、
プロモーターならびに審判員の合議によって、これを処理するものとする。」に則り、・・・」
なんだなんだ、アバウトな規定だな。
松尾象山(板垣恵介漫画版)がいきなり
「つかみ関節投げあり、いいじゃねえか。おれも今日、解禁しようと思ってたんだ」
というのを思い出したよ(笑)
ただ、こういう風にいろいろ変更できるなら、もし前田日明の問題提起をK-1側が真摯に受け止めるなら、
「桜庭vsスミルノヴァス戦を再度検証したとこと、前半で試合を止めるのが妥当だった・・・」として、勝敗を引っくり返す、ということも可能っちゃ可能だ。そこまでは前田も要求はして無いか。
あと、試合時間も
(スミルノヴァス)私は5分のための試合をした。契約は5分のはずだったのに、10分になってしまっていた。それは間違っていると思う。
――契約は10分だったせいでスタミナが切れたのか
5分のための練習をしてきた。それは10分とは全然違う。
お前、なぜに何気なく「その通りです」としか言いようのない暴露をしてるんだよ(笑)。
10分・5分とRの長さに差をつけるのは、実はPRIDEより先にリングスが導入した(よね?)工夫で、私はなかなかいいと思っているが、いくら桜庭が要求しようと前田が賛同しようと、せめて次の興行、もしくは今回のトーナメントが終わってから導入するのが筋だった。
「もう契約しちゃってるんですよ」となぜ言えぬ。
実はこのへんの話を暗喩したのがhttp://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060804#p2だったりする。
このときは「確実にそうなる」と確認できなかったのでこういう表現にとどめた。
「第1Rは10分、いいじゃねえか。俺も今日、」
それはもういいって。