この連載記事のこと紹介したつもりで紹介してなかったので箇条書き
・週刊現代で御厨貴氏がインタビューを受ける形式のコラム「メイクルームの政治学」がある。
・タイトルは、彼がTV番組「時事放談」のホストも務めていたから「番組出演前の政治家の素顔=メイクルーム」ということ
・御厨氏はほかにも専門的なオーラルヒストリー研究で政治家と接していた。その回想も含め。
こんな感想記録あった
御厨貴先生の週刊現代の連載を読んで
— HIROSATO.YAMADA【INGENTinc.】 (@YamadaHiro81303) March 23, 2025
いろいろと思うところがあり4000字以上書いてしまったが、まだ書き足りないけどね!
国会議員の秘書59 (御厨貴先生のメイクルームの政治学を拝読して、、、)|山田大智 #note #この経験に学べ https://t.co/so5hyAifQf
で、一人につき数回ほど費やすようで、1人目が野中広務回想。2人目が宮澤喜一だった。
野中のも興味深く、後で紹介したいんだけど、宮澤喜一の話がおもしろすぎる。
第6回、宮澤喜一(2)で、よく話題になる「宮澤喜一は学歴厨の親玉」「学歴至上主義、学歴差別がひどい」「ひどすぎて、逆に笑えるレベル」みたいなことが、生の証言で語られている。
宮澤喜一は学歴厨 御厨貴「週刊現代」 「あ、君は三田なのか」学歴への並々ならぬこだわり
―――前回から、戦後官僚派の筆頭格だった宮澤喜元総理のエピソードを伺っています。東大法学部を卒業し、旧大蔵省を経て政界入り。典型的なエリートコースを歩んだ、宏池会の「プリンス」でした。
御厨 今でも東大法学部から財務省という経歴の政治家はいますが、彼ほどエリート意識を持った人はもういないでしょう。思い返しても、不思議な人だった。なにかと嫌味に聞こえることもあったけれど、どこか無邪気というか、無神経というか。わかりやすいのは、学歴に関するこだわりでしょうか。
「東大法学部」に並々ならぬこだわりがあったというのは、有名な話ですね。新しい番記者が来ると、必ず出身大学を聞いたそうです。宮澤さんは「もちろん…?」って言うんだけど、「もちろん東大法学部卒ですよね?」という意味(笑)。「法学部ではなく、経済学部です」なんて答えようものなら、「え?」と聞き返され、はたまた「駒場キャンパスにある)教養学部の出身です」というと、「それは...東大ですか?」と言われる。ましてや慶應なんて言ったら、「あ、君は三田なのか」って。宮澤さんは東大法学部の世界の人だから、自分を囲む番記者も同じはずだと無邪気に信じている。だから新聞記者に好かれるわけがない。東大法学部を出た記者なんて、そんなにたくさんいないから。
―――それはそうですよね。新聞記者の多くは早稲田出身だから。
御厨 早稲田なんて「大隈(重信)さん?」とか言われてさ。早慶でさえこの態度なんだから、それ以外の私学なんて最初から相手にされないんです。
―――御厨先生がなにかにつけて宮澤さんに好かれたのは、東大法学部卒だからじゃないですか?
御厨 どうなんでしょう(笑)。でもオーラル・ヒストリーの取材の際には、担当の編集者に「先生は絶対に大丈夫です。だって法学部ですから」と言われたな。
一から十までクズすぎる(笑)。クズ過ぎて、「こ、これはこれで一人のサムライ!」とか思わせるレベルに達してる。
これに酒乱が絡むので(別の回で、酒乱エピソードも登場してる)、そりゃ毒舌で総理就任が遅れた、というのもむべなるかな。
それでこの回、読み直してみたら学歴だけじゃなくて出版のほうの権威主義っぷりもすさまじいので、箇条書きで紹介しておきたい。原文紹介したいが、そしたら8割になっちゃうので。
・御厨貴は、宮澤喜一から専門的な「オーラルヒストリー」を採取。
・さて出版、の話となり、ちょっと悪戯してみたくなり、こう聞いた。「元総理の回想なら、どこの出版社からでも出せますが、どこからにしますか」
・宮澤喜一、御厨が先に後藤田正晴のオーラルヒストリーをやってたことを知ってたので「後藤田さんはどこからでしたか?」
・御厨「講談社です」→宮沢「大日本雄弁会ですか…」(権威主義の度が過ぎる!)
・反応を予想してた御厨「でも宮沢さんのイメージを考えると、やはり岩波でしょうか?(宮澤さんだと本は岩波、新聞は朝日なんだよな…)」
・宮沢「いやいや、弘法は筆を選ばず、ですよ」
・御厨の観察「そうはいいながらすこし口角が上がってる。これはやっぱり岩波がいいんだな」→岩波書店に決定
それがこれ
実際のところ、上に書いたようにここまで学歴主義むき出しなので、自民党のあの先生や、このセンセイらと肌合いが合う筈もなし。
政治上の損をし続けながら、学歴差別を貫くという・・・・・・・・・。まあ主義じゃなくて、骨がらみの体質なのだろうな。
他の回(現在発売中の最新号)で、宮澤喜一、安倍晋太郎、竹下登という中曽根康弘内閣のあとを争った三羽烏の対比エピソードもあり、これも機会があればカミングスーン。
週刊現代って、いまはっきりと高齢者シフトになって、活字もゆったり組んで、内容的にも健康だ終活だで見る影もないんだけど、このコラムだけは読む価値がある
(ただし、聞き手が4月に急逝したそうなので、この後続くかどうか・・・・)

