これだけ読み続けても、更新を読み逃すことがあるのだ、という見本になるな。10話まで毎回紹介してたが、今回は2本まとめて
スイッチが有利かどうかといえばもちろん有利だが、なかなかそれで勝ち切る、フィニッシュに繋がるというイメージが個人的には低い。
スイッチの選手を奈良の興福寺の仏像のような「阿修羅」(視界、手の範囲が広い)に喩えるのが「はじめの一歩」にあったね。
レスリングでも柔道でも、基礎連、補強練習はやはりきついですよね。趣味の人間は、ここを略して、適当に流してぬるいスパーだけやったっていいと思う(それでも体はかなり動かすからエクササイズだし、それで勝てないで悔しい人はおのずから補強するし)。ただ、けがの防止でもあるんだけどね基礎的なトレーニングは。慧舟會は以前からこの種の練習が分厚く「地獄の補強」と呼ばれていたな。
結局、このマンガのこの試合のキモは、最初から言われてた「マウント状態での下からのパンチ」となるんだろうけど、自分は佐藤光留がどこかのロシア選手(中央アジア選手だったか?)にやられたのが印象にのこる。
おー、これがパンクラス31年の歴史の蓄積だ、ちゃんとネット上に記録が残る。
第6試合 ミドル級戦 5分3ラウンド
×佐藤光留
(パンクラスMISSION) 佐藤光留 vs ガジエフ・アワウディン ガジエフ・アワウディン○
(SKアブソリュート・ロシア)
1R 1:20、KO/下からのパンチ
■ 佐藤光留(83.8kg) セコンド:北岡悟、川村亮
■ ガジエフ・アワウディン(83.8kg) セコンド:
レフェリー:和田良覚
: 最後の展開ですが…。
■ 佐藤光留:タックルを取って、フロントチョークが来たんですよ。足も最後出ていたんで、横にいってマウントとって、パンチにいった瞬間に、ずっとガードしているんで、返す力をあんまり感じなかったんですよ。一回、二回横に振ってきたんですけど、これは勝てるなと思って、パンチをまとめていったら、ガジエフの下から右振ったのが顎に当たって、もうそれでウ~ン…ってなって前に倒れて。今左の歯が当たらないです。考えられないです。半分は僕の油断でしたね。もう勝ったと思ったんです。これで返されないし、殴っててガードが固まっているし…完全に油断でしたね。: パンチの間に?
■ 佐藤光留:わからないです。右フックを喰らって、僕が倒れたのは覚えています。…痛ってぇ~…。完全に油断でしたね。…負けです。あの体勢で返されないっていう誰かが作った常識が、僕の中にもあったっていうことですね。あそこで戦って終わっていなかったんですから、逆転されてもおかしくないですよね。でも、今まで人がやっているのを見たり、自分の経験の中にそういうのがなかった。そういう感じですね。
https://www.pancrase.co.jp/tourarchive/2008/0326/itv2/sato.html