http://www.pancrase.co.jp/tour/2012/0128/index.html
第6試合 ミドル級 第11代K.O.P.決定 1DAY トーナメント ミドル級(トーナメント第1試合)5分2ラウンド
ランキング1位 一慶(チームクラウド) vs 佐藤光留(パンクラスMISSION)
3年ぶりにMISSION佐藤光留が帰って来る!今年のDDT総選挙ではぶっちぎりの首位当選を果たし、プロレスラーとして乗ってる佐藤光留の20120128 MISSIONは、KING OF PANCRASIST!昨年パンクラスに初参戦し2勝1分といまだ無敗を誇る一慶。打撃、寝技とも勝負を決めることができるトータルファイターで優勝候補に挙げられている。対するはDDT総選挙1位、インディープロレス界でいまやトップ選手へと成長した佐藤。格闘技の強さも抜群で、ZSTで行われた渋谷修身の引退試合でもアームバーで勝利している。一慶は打撃、佐藤は寝技での勝利を狙うと思う。
この曲でも聴きつつ。
MISSION所属となり、プロレスに本格参戦してからどのぐらいたつのだろう。最初はDDTだったか、その一ブランド「ハードヒット」だったか…なんにせよ、「あー、メイド服のパンクラスファイター、じゃまず最初の売りはあるだろうけどね。しかし個性派ぞろいのDDTじゃそんなギミックも格闘技団体ほど目立たないし…すぐに飽きられて、一山いくらの扱いを受けるんじゃないの?」みたいに正直思ってました。
しかし、いまやミスター味っ子ならぬミスター売れっ子だ。
これは完全に自分の予想をくつがえしたなー。いや参りました。……と思ってたら、またこっちでパンクラストーナメント参戦。何をどうしてそうなる。
まあプロレスを始めてからも、渋谷修身の相手としてZSTに参戦して勝利したり、るろうに天心こと松本天心をKOしたりしたことは知っているけどね。に、してもだ。逆にここまでプロレスの世界で名前が大きくなると、なつかしのPRIDEなどで、プロレスラーがその名前を背負ってMMAに乗り込んできた、あの10年前の雰囲気をちょっとばかり思い出す部分もある。
佐藤光留の戦績を振り返ると
http://www.pancrase.co.jp/data/prfl/sato.html
ジョシュ・バーネット
福田力
岡見勇信
長南亮
ネイサン・マーコート
と、対戦相手にUFCファイターがごーろごろ。PRIDE、DREAM、戦極ファイターを合わせるともっと増える。(まあ、その時代のパンクラスがそういう舞台だったということが大きいが)長南戦に至っては…勝っている(!)※長南は初試合です
もっとも長南亮は公式サイトにこの敗戦のレコードを記してないとか(笑)
<プロフィール部分>
http://ryo-chonan.com/profile.html
2001年DEEP 2nd Impact富山浩宇戦(フューチャーファイト)で一本勝ち。同年12月のDEEP 3rd Impact冨宅飛駈戦にてプロデビューし頭角をあらわす
福田力はメイド服で入場してきた光留を見たセコンドの山本KIDから「殺せ」というシンプルな命令を受けて実行にかかったとか、いろいろと歴史もあるのだが、まあ彼らの才能を開花させるのに、彼が一役かったというふうに言えば言えないことも無くは無くない、かもしれないかもと思われる。
あ、以外や以外、岡見勇信戦は判定にもつれ込み(まあ岡見といえば判定、判定といえば岡見だが)、しかも光留の足関トライで、なかなかの攻防が見られた・・・ような気もする。
検証すんな。
そんなこんなで、佐藤光留は相手の才能を開花させる風車の理論を持つ男、だと仮定しよう。よく風に風車が吹っ飛ばされるような気もするが、それは気にしない。
その男が、「秋山成勲の弟子」一慶と対戦。
秋山は「キン肉マンで、一番すきなのは悪魔将軍」と言ったが、それでいえば”サンシャイン級”の部下である。こういう見立てはミノワマンの特許か。
いくらなんでも、光留を「プロレスからのお客さん」と考えればこれはキビシイあれだと思うが、東京で一旗あげた男も正月田舎に帰れば「あんたいいとこに来たわ、餅つきの人手が足りないから早く着替えてこっち来て!!」と手伝わされるようなもの、と思えばなかなか悪くない。
ヒカルがまさに「昔取ったきねづか」を見せるか、それとも一慶が、かつてのファイターのように光留からの勝利をバネにして出世の足がかりをつかむか。
こんな長く書くこたぁなかった(笑)
近藤有己もアンダーカードで
以前、近藤は「自分は闘うこと自体が好きなので、実力が落ちたら前座になって闘う。前座にも値しないとなったら、アマの大会に出て闘う」と語り、それは静かな感動を呼んだが…
■「目標は『最強』じゃない、ただ闘いたい」…近藤有己の在り方。そして今日、王座統一戦。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100429/p1
…まだ、その言葉の実行は早いのである。この試合は、再度のステップアップの試合とならねばいけない。