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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

このカード絶妙すぎる!シャノン”ザ・キャノン”リッチ、佐藤光留と対戦

http://blog.livedoor.jp/pancrasenews/archives/1650342.html
8月9日パンクラス269ディファ有明大会で、佐藤光留vs.シャノン・"ザ・キャノン”・リッチが決定しました。

●シャノン・"ザ・キャノン"・リッチ コメント
「ハロー、ジャパン!
日本で闘った事は最高の思い出です。日本の格闘技ファンは世界一です。いつも私を応援してくれました。かつてアメリカのベストファイターは日本が主戦場でした。彼らは日本で闘ったら一番になれると言っていました。MMA発祥の地・日本に戻って本物のファンの前で試合ができる事を光栄に思います。私の技術を真の戦士、佐藤相手に試します。
今回の機会を頂き感謝します。私のキャリアの集大成を披露して、多くのファンを獲得したいです!」

だれが予測し得ただろうか。
かつて司馬遼太郎は、「”近江”という言葉を口ずさむだけで、私には詩である」と述べたが、シャノンザキャノンリッチ、という言葉もそれだけで詩だ。


以前このブログで書いたこともあるが、リッチは「俺はPRIDE、パンクラス両方の団体でメインイベンターだったんだぜ(事実。vs桜庭和志、vs近藤有己)」と自慢し、両足首に2団体のロゴを入れている。
 実際、この称号を得られる人はそう多くなく、ロン・ウォーターマンとか三崎和雄とか…一度このブログで検証したことがあるのだが、見つからなかった。


その他
・戦火のイラクで軍事会社に務めて無事帰還
ミャンマーなどでも戦ってる
・53勝。世界に何人いるか分からぬ「MMA50勝ファイター(まあ負けは70敗超えてる(笑))」
・53勝のうち50勝がKO、サブミッションの、何気にフィニッシャー
・尾崎允実社長は近藤との対戦を決めた時「ストライカーで、“仮想ヴァンダレイ・シウバ”」と呼んだ。その時の海外スレの反応。⇒「ヴァンダレイがそれを聞いたら、尾崎社長をぶち殺しにいくだろうな」
1999年4月16日、Xtreme Shootoutにて、関節技により逆転タップアウトを奪われた際、逆上して試合直後に相手選手に殴りかかり、制止しようとしたレフェリーにチョークスリーパーで絞め落とされるという事態を起こしている



などなどの、数々の伝説に彩られたファイターである。というか、PRIDEファイターで現役を続行している人も今、どれぐらいの割合だろうか……

それに対して佐藤光留。もう説明不要ですね。
佐藤光留が殴り者・藤沼弘秀に勝利したのはなんだかんだと価値ある勝利である一方、その立ち位置が極めて特殊なものであることは間違いない。

プロレスの試合で「リングに上がる」という実践的経験を積んでいる事が、佐藤君の唯一にして最大の武器さ!!きっと創設者の思い描いていたハイブリッド・レスリングとは違うアレだけど、その辺は上手い事アレしてアレしつつ勝利を掴みとるぜ!!

この二人が闘う、というオチというか決定は絶妙すぎるとしか言いようがない。
ナンシー関の言葉を借りれば
「思わずひざを叩いた。叩きすぎてひざが痛い」というやつだ。

決戦は真夏。
両者けがと欠場には気をつけて、いい試合を。