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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

【重要】産経のトランスジェンダー本、大手書店が脅迫により販売を見合わせたことを独自に確認しました。

脅迫のトランスジェンダー本「安全確保できぬ」書店で販売自粛広がる アマゾンは総合1位

3日に発売された翻訳本「トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇」(アビゲイル・シュライアー著)。発行元の産経新聞出版や書店に対する脅迫が相次ぎ、安全の確保を理由として複数の書店に販売自粛の動きが広がった。予定通り店頭に並べた書店では、手に取る客の姿が目立った。

「お客さまと従業員の生命や身体に危害を加えられるリスクがある」。全国展開する書店の担当者は販売見合わせの理由をこう説明した。今後も販売するかどうかは未定で…(略)

www.sankei.com



上記のように産経新聞は報じたが、何しろこれを報じたサイトは、この本を出版したところの版元になったという関係である。利害が直接かかわりすぎて、もちろん報道としてそれを捏造したら大問題ではあるものの「本当なのか?自社の営業的利益で、事実を少し曖昧にしている、都合よく解釈しているのではないか?」という疑念を排除しない人がいても不思議ではない。というか自分もそういう疑念を多少持った。


なので、聞いてみた。


その結果、全国の主要都市に店舗を設置している、日本屈指の書店経営企業で、内実を知る関係者から、確認することができました。以下、確実な資料による、その事実の要約。

全国の主要都市に店舗を設置している、日本屈指の書店経営企業からのオフィシャルな事実報告として

同企業の書店が、脅迫によって産経新聞社「トランスジェンダーになりたい少女たち」の販売を見合わせているという、事実は『ある』。

直接、「販売するなら、放火を行う」という趣旨の連絡があった。

時期は、ことし3月。

利用者、顧客の安全を第一に考慮して、販売中止とした

警察には通報し、捜査が行われている

危機が去ったと判断した時点で、販売を行う意思がある


ということを、このブログ独自の取材で、確認することができました。改めてこの事実をみなさんにもお伝えし、その上で実に憎むべき犯罪であると表明し、脅迫者をあらためて批判したいと思います。


…ただ当然、今度は、上の話の信憑性自体を疑う声もあるでしょう。このブログの信頼度が上で既に報じた報道機関より(同報道機関が、本の出版元と同じという特殊事情は別にすれば)、上なはずも無いしね(笑)



ただ、上の話を確認した書店経営企業は、別にオフ・ザ・レコードを条件に上の情報を教えてくれたわけではなく、具体名をあげていないのは自分の独自の判断ですよ。
そこで、「この件の事実関係について、私たちも調べて、独自にそれを発信します」ということをお約束していただける方には、個人・メディアを問わず、もちろん言うまでもないですが、上記書籍への内容・出版への賛否も問わず、ご連絡を
https://twitter.com/gryphonjapan
のDMに頂ければ、この書店について具体的な情報をお伝えしますよ。そこから、独自に真偽を確認なさればよろしい。


以前、うわさ話の段階で書いた記事
m-dojo.hatenadiary.com


これはあらためて、報道されないとおかしい。

・脅迫が、とある企業にあり
・その結果として通常の活動が中止になり
・警察が捜査している

事が分かった時点で、普通はその報道量の規模はともかく、どこの商業メディアも報道記事として報じる。そうでなければ、特オチである。企業の規模や、その活動の規模が大きければ、報道価値も増す。


ただそれは、警察の方が公的に発表した場合で、水面下でそういう犯罪が発生し、捜査が行われている場合は、メディアは気づかなかったら、裏がとれなかったら報道しない。
その場合は、それができたメディアが独自に報道できる。それが「特ダネ」となる。ぶっちゃけ今回、産経新聞の「後追い」ではあるが、二番手でも当ブログが、それなりの「特ダネ」を報じたと言えるんじゃないか。

※注意 3月下旬ー4月冒頭の『版元の出版社に脅迫』記事と、その後の『書店に脅迫(の結果、実際に販売されず)』の大きな違いに注意。版元脅迫は同社から声明が出たことで、そのレベルでの事実確認と報道が(誰でも)できる。また版元は『屈さない』と声明しており、その範囲では実害がなかったとも言える

あとは……、今後、ほかがこの件を、「報じない」としたら、やはりそれは怠慢、無能力、といった批判を免れない。あるいは、どこへかはともかく「忖度」等も疑われかねない。


本日は4月23日だ。…あと11日後には、5月3日を迎える。この日は憲法記念日であり、朝日新聞阪神支局襲撃事件が起きた日だ。


第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
② 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。


第二十三条 学問の自由は、これを保障する。


第九十七条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。

elaws.e-gov.go.jp

「明日も喋ろう 弔旗が風に鳴るように」
www.asahi.com


まったく別の事件だけど、こちらの話ともつながる
m-dojo.hatenadiary.com