元RIZIN&Bellatorバンタム級王者の堀口恭司(アメリカントップチーム)が9日、都内で会見し、自身がエグゼクティブ・プロデューサーとして旗揚げする新団体の名称を『TOP BRIGHTS』(兄・堀口健太氏が代表)とすること、第1回大会を2023年9月9日(土)に、地元・群馬にある約1万人収容のALSOKぐんまアリーナで開催することなどを発表した。
(略)
「『自分はトップになる』と自信を持って言える選手に出場してもらいたい。(応募選手のレベルは)全然、まだまだですね。今日、発表してこれから。まだこの団体にはスターがいないので、『俺は絶対新しい団体でスターになれる』っていう方は応募してきてください(略)」と語った。旗揚げ大会は、「現在制作中のケージ」でのユニファイドルールによるMMA(総合格闘技)とキックの試合、ジュニアの空手の試合を行う予定。
自分はこの話を聞いた時に「野球だかサッカーで、海外で活躍した選手が古巣の球団の看板広告を買って恩返し…」みたいな話を思い出した。
堀口恭司がどれほど稼いでいるかは知る由もないが、さすがにRIZINの屋台骨を支えた存在になり、ベラトールと契約した段階でそれなりの収入はあるだろうし、アメリカで一軒家を購入するまではずっと道場に寝泊まり、コーチに「休め!」と言われないと休まないストイックな生活をずっとしていたのだから、「こじんまりとした」興行なら打てるぐらいの余裕はあるだろう、と思ってた。
ただ、そもそもエグゼクティブプロデューサーとして「力を貸す」カタチらしい。経営、資金の負担については、それは内部の問題なので‥
で、その”こじんまり”さが問題だったが、
『TOP BRIGHTS』をこういう形で支えられたらと思います。群馬県ってネットで“秘境”って言われていますが、地元だし有名にしたい。選手としての自分の『TOP BRITHTS』出場は、ほかの団体の契約もあるので、いまは難しいですが、(エキシビションなどは)契約上許されれば。
いや秘境かどうかはともかく(笑)、群馬県でやる以上、それは単純に集客が東京大阪さいたま横浜でやるよりは大変だ。残念ながら、新幹線のルートからやや外れているという構造的な問題もある。
会場艦船といえばこのひと!の彼もびびってたじろぐ。
ちなみに堀口恭司興行「TOP BRIGHTS」、旗揚げ大会の会場は前橋駅からバスで43分の距離!!!!(泣
— tatsuyakay (@tatsuyakay) May 9, 2023
遠すぎるぜ!!!!(号泣 pic.twitter.com/kNVl0sp4y9
良く仕事でこの辺り通ってましたけど、ここマジで車以外の選択肢無いと思いますよ
— mipo (@mipomma) 2023年5月9日
車なら高速 渋川伊香保で降りて17号ですぐなので
イベンターが専用バス出してくれるとか無いと公共交通機関では厳しいと思いますね
新前橋からタクシーにしようと思います!!!!
— tatsuyakay (@tatsuyakay) 2023年5月9日
それが良いと思います。
— mipo (@mipomma) 2023年5月9日
ただ新前橋駅前店とかマジ無いので、会場での飲食物とかは新幹線乗る前に買うかタクシーでどこか寄ってもらった方が良いですよ
ただ、だから逆に、本当に無名で…だが、堀口らの眼で素質があると見込まれた選手の成り上がりの場、育成の場としてごくわずかなギャランティで出場してもらい、「ガッツリ稼ぐのはここで実力を見せつけて、そこから他団体でね!!」と割り切ってもらうような形…ではないか、と思う。
ある意味で団体は赤字覚悟?なのだろうか。
もちろん世はネット配信時代、面白ければ会場は地方で、ホール集客は難しくても、配信プラットフォームによってそこでの契約金や、あるいは有料PPVの収益で賄える…ということも、カード次第ではあり得るかもしれない。(ただ、「本物志向」の真面目な格闘技興行、それもまだ名前を売ってない無名選手によるものだとしたら、配信の結果も、ごくささやかになるかと思う)
いま記者会見記事を読む限りで思うことは、そういう形です。
後は育成の場として、そこからはばたく選手が出てくることを願います。