この中で、猪木伝説の試合のひとつ
アクラム・ペールワン腕折り試合
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その後に呼ばれて、親族ジャラからの挑戦を受けてリターンマッチを行う
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その縁で、アクラムの孫にあたるんだっけかな?今は日体大に所属する子の後見人になる
という大河ドラマが紹介された。アクラムの腕折事件に関しては、多くの新事実も発掘された
がまずは必修だけど、その後のジャラ・ペールワンの挑戦と引き分けについて……梶原一騎が、いかにも梶原一騎的なストーリーにまとめている。
「四角いジャングル」8巻。
うわあ、わるいやつだ。
なんとひきょうみれんな!!
なんとも、話の通じない野蛮国もあったものよ……
と、梶原一騎流の偏見に満ち満ちた?異文化解釈によって、話を説明してしまうんです。しかも、何か一種独特の説得力を持って・・・
梶原一騎はそもそもタイとか香港とかイスラム圏(アラブ圏のほうも、ペルシャ圏のほうも、中央アジアも…)に対して、過度に幻想的というかオリエンタリズムというか、そういう描写をしがちで・・・・・・・・そこに猪木が、実際に行って実際に体験したであろうズンドコ(「1976年の…」参照のこと)と混ざり合い、しかし、ケーフェイも絡むそのやりとりを完全にリアリズムで公にはできないことも関係し・・・・で、なんかすごいことになったんだろうと推察する。
でも、それを力技で、何か無理やりにでも納得させるストーリーにするのだから、もう永遠なれ!!というしかない。
このジャラ・ペールワンvs猪木のストーリーも、ある意味梶原幻想のほうに永遠の命が宿っているかもしれぬ。
そしてこの「四角いジャングル」シリーズが、非常に安い、低価格で売られていることも…知られざる事実!!(なぜか最後に梶原調)