NHKというのは有利なもので、大河ドラマをやることで歴史上の「アジェンダセッティング」(何が注目点かを決める)をすることが自由自在にできる。
来年…だっけ、「どうする家康」という形で、「どうするべきか悩みに悩み、最後にやけくそ気味で?決断する若き日の家康」に焦点を当てるとアジェンダセッティングをした。
そしてまた、周辺の番組でいくらでもその機運を盛り上げられるんだ、NHKは。
となれば、「家康がもっとも追い詰められた」…少なくとも真田幸村が本陣に突入するより前に、もっとも危険に身をさらしたのはなにか、といえば
あの「犬のように忠実」な三河武士たちが、阿弥陀如来のもとに矛を逆さにして家康に襲い掛かった「三河一向一揆」となりますな。
【#徳川家康 情報】
— NHK名古屋 (@nhk_chubu) July 11, 2022
英雄たちの選択
「家臣団分裂!若き家康・最大の試練 ~三河一向一揆の衝撃~」
司会#磯田道史 さん #杉浦友紀 アナ
出演#千田嘉博 さん#中野信子 さん#平山優 さん
語りは #松重豊 さん!
BSP/BS4K 13(水)夜8:00https://t.co/FCyCMqaIHo
「家臣団分裂!若き家康・最大の試練 〜三河一向一揆の衝撃〜」
初回放送日: 2022年7月13日桶狭間の合戦後、今川から自立し、三河統一を目指した若き日の徳川家康。立ちはだかったのが一向宗だった。有力家臣までが一向宗側につく大ピンチをいかに切り抜けたのか?
桶狭間で今川義元が討たれた直後、若き日の徳川家康は織田信長と組んで今川からの自立と三河統一を目指す。闘いが続く中、さらなる敵が現れる。三河一円に勢力を張っていた一向宗だ。まるで城郭のような堅固な寺院を拠点に、経済的にも軍事的にも圧倒的な力を持っていた。さらに家康の有力家臣たちも一向宗側についてしまう。家臣団分裂という大ピンチを家康はいかに切り抜け、三河統一を果たすのか?最新研究と現地調査から描く。
7月13日(水)午後8:00 ほか 放送予定へ
隣松寺(豊田市)所蔵本證寺(安城市)所蔵
なにしろ関ヶ原―大阪の陣の陰謀を仕切った本多正信、彼までが一揆側についていたのだから
上の画像はこの三河一向一揆に、鈴木孫市とその鉄砲部隊も傭兵として参加していた…という設定で描かれる、さだやす圭の「雷神孫市」より。
2巻だか3巻だかでおわる打ち切り?なのか、もともとの中編だったのか…
ただ、大河ドラマの前はこんな「若き家康vs三河一向一揆」なんて構図を描く漫画自体がなかったので楽しめた。