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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

『八年前、同僚に半殺しにされました。「調査委員会」はそれを…』と大学教授。新世紀ユニオンが昨年、関西学院大と交渉

たまたま昨日、以下のようなツイートがなされた。


すこし遡ると、6月に以下のようなツイートがなされている。


このアカウントには本人確認マークがないが「関西学院大の李建志教授」の存在を示す同大の公式ページはある。

researchers.kwansei.ac.jp
学内職務経歴【 表示 / 非表示 】
職務遂行組織:関西学院大学 社会学社会学
経歴名:教授
職務期間:2010年09月 ~ 継続中

職務遂行組織:関西学院大学 言語コミュニケーション文化研究科
経歴名:教授
職務期間:2014年04月 ~ 継続中

このツイートで書かれている、「八年前、同僚に半殺しにされました」の8年前とはテン年代の前半になるから、「同僚」とは、『関西学院大の同僚』ということになるのであろう。

ご本人も2014年に同趣旨のツイートをされている。

これって、一種の #MeToo ではなかろうか?



実は、これに関しての記述がある著名人の実名ブログや、出版物を読んだことがある。

ブログは、多数の著作のある、小谷野敦氏によるものだ。

関西学院大学の闇

 李建志君は、私の後輩である。中央大学を出て東大比較に来た。在日である。ちょうど私が阪大へ赴任する時に修士課程を終えたのだが、私と、つくば国際大学に就職する加藤百合さんの歓送会が平川先生宅であって、その時李君が…(略)…
…その後李君は『「朝鮮近代文学ナショナリズム 「抵抗のナショナリズム」批判」』『日韓ナショナリズムの解体 「複数のアイデンティティ」を生きる思想」といった本を出した。私にも送ってはくれたが、朝鮮近代文学を私はまったく読んでいなかったし、こういう政治的怒りの本は好きではなかったから、ちゃんとは読まなかった。だがどちらかに、小森陽一の研究会に出ていて、その弟子から「在日はいいよなあ」などと言われ、小森が笑いながら「それは言っちゃダメだよ」と言ったことを告発しているところがあり、これは印象に残って、それを書いた…
(略)
李君は、昨年、大学の同僚に十三発殴られたということを言い出した(「殴り合い」ではない)。私は、その後遺症で誰も信じられなくなっているのだろうと思った。李君は警察に届けたが、双方弁護士を立てて示談にしたということだった。私がそれらをRTすると、何人もフォロー……

(略)
…私は、関西学院大学に電話してみた。はじめ社会学部に電話したら、事務の男が出て、えー先生がたはただいま会議中で、と言う。事務長も出ているはずで、私は、ツイッター上で言っているのだから公開されているわけですよと言い、また連絡すると言って切った。翌日、今度は広報に電話したら、いや知りませんと言うからまた同じことを言って、切った。
 さて二週間くらいたって、李君が、殴られたことを年長の教授に話したら、
 「君のほうにも殴られるような理由があったんじゃないか」
 と言われた、と書いていたので、もういっぺん関学社会学部へ電話したら、まあ58歳くらいのでぶっとした悪人を想像させる声のおじさんが(と書くとき自分もおじさんであることを忘れているのだが)、また「分かる人は席をはずしておりまして」と言うから、あなたは何も訊いていないのかと糺したら、
 「まーそれは、双方弁護士を立てて示談にしたということで」
 と言うから、大学として、そんな他人に暴力をふるうような教授に何の処分もしないのかと訊くと、
 「いやープライベートなことですから」
 と………(後略)

jun-jun1965.hatenablog.com



もうひとつは、鹿砦社から出ているムック「真実と暴力の隠蔽」


ここには、両者の「和解書」の画像が掲載されていたと記憶している。記事では被害者の名前は伏せられているが、内容的にも今回の李建志氏のツイートと一致しているので、この事件だと言っていいだろう。そして和解の相手「乙」は金明秀氏、となっている。

f:id:gryphon:20210706021812j:plain
鹿砦社サイトより。暴行事件に関する金明秀氏と被害者の和解書画像

関連まとめ
togetter.com

関連したこの記事で鹿砦社は、こういう話も描いている。
www.rokusaisha.com

『真実と暴力の隠蔽』で木下ちがや氏が述べてる通り、金明秀教授は過去木下氏を殴ったことがあるのは、被害者木下氏が認めているところである。これについては「謝って来たから許した」と木下氏は納得しているようだが、金明秀教授による「暴力事件」はこれだけではなかった。

木下ちがや氏は「こたつぬこ」のハンドルネームでtwitterでも活動される方。



そして今回調べてあらためて知ったのだが、大学当局の管理責任を問う流れで、李氏と当局の間に入ったのが「新世紀ユニオン」。
同ユニオンと大学側との交渉は、昨年行われており、そして全く決着を見ておらず、そういう点ではぜんぜん過去の問題になっていない、現在進行形の問題であるようなのだ。
詳しくは、同ユニオンブログの、これらの記事を読んでいただきたい。
shinseikiunion.blog104.fc2.com
shinseikiunion.blog104.fc2.com
shinseikiunion.blog104.fc2.com
shinseikiunion.blog104.fc2.com
shinseikiunion.blog104.fc2.com
shinseikiunion.blog104.fc2.com
shinseikiunion.blog104.fc2.com
shinseikiunion.blog104.fc2.com
shinseikiunion.blog104.fc2.com













一方、このツイート群へのリプなどで批判をしている「怪人β」というアカウント名の方がいる。

twitter.com
「2021年1月からTwitterを利用しています」とのこと。


当事者ふたりのウィキペディア記事(というより、その編集履歴&ノート議論)に注目を

「李建志」の版間の差分 - Wikipedia

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org


作業が極めて細かくなるゆえ、その任に耐えないが、だれがいつ、両者の記事をどのように編集したかを追ってみると分かる部分もあるかもしれない。たとえば、片方には以前「不祥事」という小項目があったが、それは削除された様子。