🌟見逃し配信中🌟
— ウルトラマンZ公式 (@ultraman_series) 2020年10月31日
『#ウルトラマンZ』第19話「最後の勇者」
🔹空がガラスのように割れ、異次元空間から超獣・バラバが出現!
大ピンチになったゼットたちの元へ、#ウルトラマンA(エース)が救援に駆け付ける!
ゼットとAの意外な関係が明らかに!?
⬇視聴はコチラ🎥https://t.co/Vko8ZpDmVz pic.twitter.com/y1AYemu25T
これまでの回の中でも非常にストーリー、そして映像的によくできていました。
「怪獣インタビュー」世界観でこの回を見ると。
<再度、大前提から説明>
・このブログでは、なぜか「怪獣インタビュー」という記事が以前からある。・これは、ウルトラ怪獣が、「プロレスラー」として展開していたかつての激闘を、裏話を中心に、回想してもらう、というもの。そう、あの戦いはプロレスだったのだ!
・こういうのは(後からわかったのだが)ある物語を「芝居であり、登場人物は演技していた」という前提でパロディ、二次創作を描く「楽屋もの」というジャンルに分類されるらしい。
【参考】ある作品を「映画」、キャラは「俳優」と仮定したパロディや二次創作は結構多いそうだ(続報)。 -
d.hatena.ne.jp
・その、過去のリンク集がこちら
m-dojo.hatenadiary.comそこから、世界観がつながった状態で…
最初に出てきた放浪の宇宙怪獣ベムスター。もともと実力もスター性も十分で将来のチャンピオンと言われていたのだけど、根っからの風来坊気質で、どこかに定着して根をおろすよりはふらりふらりと大小問わずの宇宙中のプロモーションに遠征を続けるのが大好き。またどこへ行ってもトップで通用する職人だから可能でもある。
で、今回は負け役前の負け役、メインのファイターたちを盛り上げるためにビビって逃げ出すという、ある意味で屈辱的なスキャットを振られたのだが、ちょっとボーナスを積んだら二つ返事で「サンキュー、OK」。
こういうのを楽しむタチらしくノリノリで演じてくれた。ウインダムとも手が合って、さらに楽しいスキットになったとか
「デストロイヤーにビンタされるコワルスキーや、蛇におびえて逃げるジャイアント・キマラを参考にした」とか。
以下、2008年にコワルスキーが亡くなった際の、デストロイヤーの追悼コメントです。
「キラー・ウォルター・コワルスキーの訃報を聞いて、悲しみでいっぱいです。彼は私の日本でのキャリアを確立するために、それこそ空に向けて打ち上げるロケットのように支援してくれたのです。あれは1963年、日本プロレスの第5回ワールドリーグ決勝戦の東京体育館。まさにこれから力道山vsコワルスキーが始まる前、WWA世界チャンピオンとして来日した私は試合前にリング上で紹介されたのです。
(中略)
ネクタイにスーツ姿でリングに上がった私はコワルスキーに歩み寄り、握手を求めた。その瞬間、彼は耳元でこう囁いた。「オレの顔を張れ。そしてリングを降りろ」一瞬、その意味がわからなかったが、コワルスキーの言うとおりにやってみた。すると、場内は騒然とした。そして、一瞬にして日本人の心をつかんだ。平成20年のいまでも日本のファンから「リング上でコワルスキーの頬に平手打ちをかましたのを覚えている」と言われる。ウォルター・・・50年以上に渡って私の師であり、友人であり続けたことを感謝する。そして心からご冥福をお祈りします」(週刊プロレスNo.1438)
自身が恥をかいてもデストロイヤーの売り出しに協力したコワルスキーの漢気。そして、「プロレス」というビジネスの奥の深さを感じるエピソードです。
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そうやって格を上げさせたバラバは「殺し屋超獣」というニックネームがついていたが、これはもともと控室でささやかれていた仲間内の命名。
ドラコが興した鎖鎌の流派で学んで、あまりプロレスのイロハを知らないままにやっていたので、実力はあるが当たりがカタイ、とも言われ、敬遠されていたので、超一流のスター怪獣にはなり損ねた、と言われていた。
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ところが今回、同じ武道出身で空手ギミックもつかうZとは、その武道の技を「魅せる」ことに使い、とてもエキサイティングな試合を見せたと言われた。時を経てバラバの成熟したのか、見せ方次第だったのか…
ウルトラマンエースは、頭の固い円谷オールドファンのほうから「派手な光線技は一流だが、地味なレスリング、ガチの強さがあるのかどうか」みたいな白い眼を浴びて、評価が低かったことは否めない。
だが、そもそもファンの見方が変化して「光線技も、光線技の楽しさがある。派手な光線技を出せる人は、ガチのレスリングとは別に超一流」という見方が定着してきた。そこを受けて、今回エースが登場となったのだが、スタッフはエースの年齢も考慮し、「派手な光線を1回、締めに出してもらえればいいんです」と始めは言っていたんだそうだ。
だが、それにカチンと来たのか、Zやバラバとはこっそり示し合わせて、誰も知らないジャベ的な小技も含めた、往年の光線を連発で披露!!これにはスタッフも唖然、そして恐縮…極めつけは、ウルトラシリーズ全体でも最強のパワーを持つ(との設定である)スペースQ、本人も引退前は披露していなかったあの技を、しかもZにつないで連携するという超絶なのを見せた。「あれを練習でやれと言われてもできないよね。リングだからアドレナリンが出て、できてしまう」とは本人の談。
この回には、バキシムが協力し、「空間を割る」という演出を見せた。本来は登場して、空間を破るシーンをやってほしいとのオファーだったが「バラやん(バラバ)の晴れ舞台だから、今回は彼一人にスポットが当たればいい」と辞退したとか。
ちなみに「俺が出るしかないよな」とか言っていたヤプールも、バキシムが必死に止めて声だけの出演となり、スタッフはほっとしたとか(ギャラ交渉が合意に至らなかった説もある)m-dojo.hatenadiary.com