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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

【酔談】株を買うなら、創業家一族の影響力が強い企業が良い理由

 南海先生性酷(はなは)だ酒を嗜(この)み又酷だ政事を論ずることを好む。而して其酒を飲むや、僅(わづか)に一二小瓶を釂(のみほ)す時は醺然として酔ひ意気飄揺(へうえう)として大虚に游飛するが如く、目怡(よろこ)び耳娯(たのし)み絶て世界中の憂苦なる者有るを知らず。

 更に飲むこと二三瓶なれば、心神頓(とみ)に激昂し思想頻(しきり)に坌湧(ふんよう=わき出る)し身は一斗室の中に在るも眼は全世界を通観し瞬息の間を以て千歳の前に溯(さかのぼ)り千歳の後に跨(またが)り、世界の航路を指示し社会の方針を講授して、自ら思ふ「我は是れ人類処世の道の指南車なり。世の政事的の近眼者が妄(みだり)に羅針盤を執り、其船を導きて或は礁(せう)に触れしめ或は沙(しや)に膠(かう)せしめ、自ら禍(わざは)ひし人に禍ひすること実に憫む可きの至りなり」と。

 然れども先生身は斯世界に在るも心は藐姑射(はこや)の山に登り無何有(むかいう)の郷(さと)に游ぶが故に、其説く所の地誌其述る所の歴史は斯社会の地誌歴史と唯名称を同くするのみにて、事実は往々齟齬することあり。
(略)

 先生の知人又は先生の人と為りを伝聞する者、先生酔裡の奇論を聴くが為め酒一樽肴(さかな)一籠を携へ先生の廬(いほり)を訪(と)ひ、共に觴(さかづき)を挙げ七八分の酔を覘(ねら)ふて故(ことさ)らに邦家(はうか)の務(つとめ)を話出(いだ)し先生の説を釣り出して一時の楽(たのしみ)と為す者往々之有りて、先生も亦少(すこし)く自ら省知(せいち=悟る)せり。

・・・・・・・・・ではないが、酔いに任せて語った話聞いた話の一部を、あやふなや記憶に従って。


株式市場をあれこれといじくる酔人のひとり、東証のシステムダウンやらトランプの行状で上がったり下がったりするこの混迷の世に、どのように株を買うべきか、という話で曰く。

「ひとつの指針としては、上場はしているものの、創業家が株の多くを持っている、そんな企業の株は買っておくと良い」

「というと、やはり経営への真剣さや、創業時の情熱を今なお保っている…といった理由でしょうか」


「いや、そんなことはねぇ。ただ、創業者がまだ株をたくさん持っている企業は、経営状況に関係なく、無理してでも株の配当が高くなるから、買っているほかの人間もそのおこぼれにあずかれるんだ」
所得税、すなわち収入への税金は、どんどん高くなっていく。株の配当収入は、それがどんなに膨大でも2割程度。だからよく、経営者が高額の経営報酬を辞退する、とかやってるけど、そのぶんしれっと配当が高くなってて、結果的に株を持ってる経営者は潤う、なんてのよくあるから」


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