アントニオ猪木参院議員(76=無所属)が、改選を迎える今夏の参院選に出馬しない方向で最終調整していることが4日、関係者への取材で分かった。
最近、会派所属先の国民民主党から、参院選に出馬すると一部で報じられたばかり。しかし猪木氏に近い関係者によると、もともと年齢的なことも考慮し、不出馬の方向で調整を進めてきているという。
昨日記事を書いた、天安門事件などのあった「超激動の1989年」にアントニオ猪木は参院選出馬し、当選した。誇りというか、プロレスファンとしてはあまりに常識的なふるまいだと思うけど、当時選挙権があったかどうかに関係なく、「アントニオ猪木を政治家にするのはマズイっしょ、人格・行動的に」と一貫して思い続けてきたし、まことにもってそれは正しすぎたと思う。ちなみに大仁田厚はそれに輪をかけてマズイ(笑)
しかし、それはともかく、アントニオ猪木氏は最近車いす姿まで見せるようになっていた(腰の手術である)。
プロレスラーという仕事をしていて、70代後半まで存命しつつ基本的に元気だというのが、超人的な話ではあるのだけれども、それでも年齢を考慮し不出馬か、といった話を聞くと寂しいものだ。
本人は、リアルタイムで「スポットライト」が当たらない人生を、絶対にいやだと思うだろうけど、なにそれならIGFをもう一度立ち上げるとかですね…(笑) いや、それはともかく、76歳を経た人生を、「たかだか国会議員」の仕事で終えるのは、アントニオ猪木という稀有の個性にとって浪費以外の何物でもなかろう。
経済的にも、何度もがけっぷちに立ちつつも、謎のタニマチパワーなどで(笑)、たぶん今後も、一生食えるだろう(帳簿上、財産が赤字とか破産の有無とかは関係ない!)
急転直下、出馬ということもあるかもしれない。というかこの報道の前に「出馬する」という報道もすでにある。
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が、とにかく「アントニオ猪木も老いる」ということを目にしながら、念頭におきながら、燃える闘魂の最後の炎を見守ろう。
こういう気分を、長嶋茂雄ファンも今抱えていたのだろうな…