雑誌「宗教問題」の発行人であると同時に、twitter界では南北戦争を研究する「南北野郎」としても有名な小川寛大氏が本を出すとのこと。
【謹告】タイトル、表紙決定! 『神社本庁とは何かー「安倍政権の黒幕」と呼ばれて』(K&Kプレス)、12月25日に発売! こりゃ怪しげで信用ならん本だ! 本当に彼らは「安倍政権を操る宗教右派の総本山、日本を右傾化させる悪の秘密結社」なのか。皆で買って確かめよう!https://t.co/BTHZMPgQ6M pic.twitter.com/78eL8wiod1
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) December 4, 2018
率直に申し上げて、「普通の日本人」の方々はちょっと前まで、「神社本庁」などという組織がこの世に存在することもご存知なかったかと思います。まあ、実際に神社界の裏方的な組織ですから。しかし最近、本当に右翼・左翼論争の中に引っ張り出される形で、この組織に大きな注目が集まっています。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) December 4, 2018
よって「神社本庁とは」のようなことを語る本や雑誌記事なども多々出ていますが、それらの多くは右翼・左翼論争の中にあるものです。そしてそこには大抵「政治に影響を及ぼす巨大宗教団体」のようなイメージが先行してまとわりつき、どうも神社本庁そのものを具体的に活写していないきらいがあります。
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よって本書では右翼・左翼論争よりも、もうちょっと、神社本庁の宗教法人上の位置づけ、日本の宗教界全体の中の立ち位置、またその率直な経済状況などなど、俗っぽい事情から「神社本庁とは何か」を解説する本にしています。 pic.twitter.com/mrR8WDayNk
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それでまあ、そういう俗っぽい視点から眺めますと、神道とは新宗教や伝統仏教と比較しても、すでに経済的に、また勢力的に、まずい状況に追い込まれつつあります。10~20年後、どれほどの神社が実際に生き残っていられるものなのか、状況はかなり絶望的ですらあるというのが実情です。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) December 4, 2018
神社本庁が右派的な政治運動を頑張っている組織であるのは事実ですが、私としてはどう贔屓目に見ても絶大な政治力を持っているとは思えず、また政治運動をすることで“信者”増につながってるようにも見えない。そんなことの前に「やるべきこと」があるんじゃないですか、というのが率直な意見です。
— OGAWA Kandai (@grossherzigkeit) December 4, 2018
私個人は右翼・左翼みたいな話はまた別にして、神道というものが日本から消えるのは寂しいなあという気持の持ち主です。ですから神社界、神社本庁に関係・関心を持つあらゆる人々が、冷静になって「神社って何だ」を考えてもらいたいとおもうのです。エピローグ「陰謀論をこえて」は、まさに本音です。 pic.twitter.com/5KC7xrVyXJ
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