【放送予定】6月22日(水)[BSプレミアム]後10:00
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愛媛発地域ドラマ“くたばれ”坊っちゃん|NHK松山放送局|NHK 先が読めない現代を生きる人々へおくる“人生の応援歌”。出演は勝地涼さん、山粼努さん、瀧本美織さん、遠藤要さんほか。 http://www.nhk.or.jp/matsuyama/drama/
この内容がおもろ。
♢“くたばれ”坊っちゃん
夏目漱石没後100年の今年、あの名作『坊っちゃん』が、全く新しいドラマとして現代によみがえる――。全国有数の観光地・愛媛県松山市を舞台に、先が読めない現代を生きる人々へおくる“人生の応援歌”!
【あらすじ】
10年ぶりに生まれ故郷・松山へと戻ってきた矢崎純平(27)。小説『坊っちゃん』の中で坊っちゃんに成敗された赤シャツの孫として、幼いころから白い目で見られ続けたこの街を恨んでいた。そんな純平に、実家へと向かう路面電車の中で因縁をつけてきた一人の老人…もしかして、彼はかつて松山で縦横無尽に暴れた“坊っちゃん”なのか!?宿命を感じずにはいられない純平は、老人の横暴な態度に怒りを募らせていく。
その頃、松山のシンボルである道後温泉本館は、改築から120年がたち、改修工事を控えていた。それをきっかけとした町おこしの大きな渦へと巻き込まれていく、純平と“坊っちゃん”。はたして宿命の二人の行く末は…?
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=04179
こういう、別視点から見たパロディを、自分は特に応援しておりました。過去の記事を、そっくりそのまま再掲載しようか
尾崎豊の「15の夜」をバイクを盗まれた側から歌ったら(笑)&「視点裏返し作品」まとめ(「キラキラ」最終回より) - 見えない道場本舗 (id:gryphon / @gryphonjapan) http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120331/p6
の再掲載です。
実は坊ちゃんの、視点を変えての再評価パロディは
すでに小林信彦が書いていたのだった。
そういう「アナザーストーリー」って歌があるらしい。
結局、昨日の最終回も仕事があるから、偶然車中での移動があるときにカーラジオでとびとびに聞けた部分しか聞けなかったが、ちょうど町山智浩氏の出演だった。
その時、リクエストでCDをかけたのか、町山氏のギター&生歌だったのか分からないが・・・
ここはグーグル先生に尋ねてみよう。
「尾崎豊 15の夜 アナザーストーリー」で検索
↓
あ!マキタスポーツのネタだったか!!
そういえば「プロデューサーでもないのに○○さんが勝手にゲストを呼んだ」って言葉もあったような・・・マキタ氏がゲスト出演してたのかな?
(追記:出演者のツイートでそうであると分かった。)
http://acerolatears.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/premium-live60-.html特に面白かったのは「アナザーストーリーソング」という、
ある曲を別の立場の人の視点からの作品。
昨日は尾崎豊「十五の夜」で「盗んだバイクで走り出す」のバイクを「盗まれた」方の人、
「卒業」で「夜の校舎窓ガラス壊してまわった」の「壊された」学校の用務員さん。
それぞれを主人公にして作られた曲が、
あ、そっか。こういう見方もある、ていう目から鱗チックな面白さでやられた気がした。わははははははははは。
ポッドキャストでは聴けるかな??
http://www.tbsradio.jp/kirakira/pod/2012年03月30日(金) 映画評論家 町山智浩さん
今日のコラ☆コラは・・・
金曜コラ☆コラの3年間のまとめを話してくださいました。
とある人もゲストで登場しています♪
2012年03月30日(金) 水道橋博士 ペラ☆ペラ
先日、一足先に最終回を迎えた「クイズタレント名鑑」にいてペラペラ!
最終回は「第3回 史上最大ガチ相撲選手権」を放送。
タレントからプロの格闘家や相撲取りまで、尻にふんどしを巻いて「ガチ」で相撲をとるこの企画なんですが・・・
2012年03月30日(金) キラ☆キラ オープニング
今日でキラキラ最終回!
キラキラが始まったのは、2009年の3月30日でした。
当時のこと・・・覚えていますか?
「オープニング」をポッドキャストで聴く!※あとでカバーだが、youtubeにあったのを見つけた。
ほんものもあった
視点を裏返した作品をまとめてみた。
■近年の傑作「うらなり」
この「裏返し」パターンでは、思い出すのがなんといっても最近の傑作として漱石の代表作『坊っちゃん』の登場人物、うらなり。個性豊かな教師たちのなかにあって、マドンナへの思いを残しながら、新任地へ赴いた彼から『坊っちゃん』の世界をみるとどうなるか。さらに、その後の彼の人生とは。明治、大正、昭和を生きたひとりの知識人の肖像を、卓抜な着想と滋味あふれる文章で描き出す。第54回菊池寛賞受賞!小林信彦が描く『坊っちゃん』の後日談。
- 作者: 小林信彦
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「坊ちゃん」の脇役「うらなり」から見ると、
「なんか、やかましい、わけのわかんないことで大騒ぎしたへんな男がいたなあ・・・」となるというね(笑)。
■某美談を裏から見ると・・・星新一の貴重な時事ネタSS(当時)
星新一の短編で、宇宙から来た大怪獣が地球で大暴れしたあとに、意外な展開があり・・・被害をうけた地球人がぽつりと「きっとあの怪獣は、あの星では・・・・・・・・にちがいない」という話がある。
時事ネタはほぼ絶対に扱わない、と決めていた星氏が、例外的に執筆し、単行本に収録したのだから自分でも気に入ったのだろう(いまやその元ネタは映画化もドラマ化もされ、歴史的事実になっているが、星氏はリアルタイムの報道を受けてそのSSを書いた)
この本に収録・・・してたと思う(記憶による。違ってたらすいません!)。これに似た視点の作品を、藤子・F・不二雄氏も書いている。
- 作者: 星新一
- 出版社/メーカー: 新潮社
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■吸血鬼ハンターたちを、吸血鬼の側か見ると・・・
というのが、藤子・F・不二雄の「流血鬼」。
『私たちが吸血鬼なら、あなたたちは寝ている人の胸に杭を打ち込む「流血鬼」よ!』と。
参考
http://plaza.rakuten.co.jp/neoreeves/diary/201004220000/
「大全集」には収録されているかな?
されてるね。http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/2nd_lineup/boysf01.html
- 作者: 藤子・F・不二雄
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■アメリカ「発見」?おいおい・・・
これはタイトルで趣旨が分かるね。いまはコロンブスのアメリカ”発見”と留保が着く表現が一般的で、それは進歩だと思うが・・・それに乗っかった上で「先住民の間でだれがコロンブスを最初に発見したか?」という功名争いが起こっているという(笑)
- 作者: アート・バックウォルド,永井淳
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■戦闘員ブルース(特撮パロ)
あと、これをドーゾ(笑)
その感想まとめスレ
http://2r.ldblog.jp/archives/2612418.html
特撮ドラマはお約束が多いぶん、パロディもすごく作りやすいけど、
ショッカー戦闘員の愛と死を描いた傑作小説をネット上で読んだ気もする(たしか恋人の戦闘員だか怪人が死んで、復讐のために自分も怪人になる手術を受けるとか、そんあ展開)。
もとは島本和彦氏が書きおろした地方局のラジオドラマだとも聞くが、だれか詳細しりませんか?
■沙悟浄から見た「西遊記」とは・・・中島敦「悟浄歎異」「悟浄出世」
面白い発想だけど(笑)、中身はちょっとシリアス。元の西遊記に準拠して、沙悟浄は「インテリ青年」とし、その複雑な自意識から、西遊記の一行を描く・・・ね?興味深いでしょ??
―悟浄歎異―沙門悟浄の手記―
http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/617_14530.html・・・面魂にもその言葉つきにも、悟空が自己に対して抱いている信頼が、生き生きと溢れている。この男は嘘のつけない男だ。誰に対してよりも、まず自分に対して。この男の中には常に火が燃えている。豊かな、激しい火が。その火はすぐにかたわらにいる者に移る。彼の言葉を聞いているうちに、自然にこちらも彼の信ずるとおりに信じないではいられなくなってくる。彼のかたわらにいるだけで、こちらまでが何か豊かな自信に充ちてくる。彼は火種。世界は彼のために用意された薪。世界は彼によって燃されるために在る。
(略)
猪悟能八戒もまた特色のある男には違いない。とにかく、この豚は恐ろしくこの生を、この世を愛しておる。…・・・楽しむにも才能の要るものだなと俺は気がつき、爾来この豚を軽蔑することを止めた。
(略)
三蔵法師は不思議な方である。実に弱い。驚くほど弱い。変化の術ももとより知らぬ。途で妖怪に襲われれば、すぐに掴まってしまう。弱いというよりも、まるで自己防衛の本能がないのだ。この意気地のない三蔵法師に、我々三人が斉しく惹かれているというのは、いったいどういうわけだろう?・・・この前段階にあたるのが「悟浄出世」。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/2521_14527.html
■芥川龍之介は、けっこうネタ好き(笑)芥川版「猿蟹合戦」「桃太郎」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/140_15196.html・・・彼等は仇を取った後、警官の捕縛するところとなり、ことごとく監獄に投ぜられた。しかも裁判を重ねた結果、主犯蟹は死刑になり、臼、蜂、卵等の共犯は無期徒刑の宣告を受けたのである。お伽噺のみしか知らない読者はこう云う彼等の運命に、怪訝の念を持つかも知れない。が、これは事実である・・・
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/100_15253.html
・・・桃から生れた桃太郎は鬼が島の征伐を思い立った。思い立った訣はなぜかというと、彼はお爺さんやお婆さんのように、山だの川だの畑だのへ仕事に出るのがいやだったせいである。その話を聞いた老人夫婦は内心この腕白ものに愛想をつかしていた時だったから、一刻も早く追い出したさに・・・
【追記】コメント欄より。
Tom suzuki 2012/04/03 21:03
いつも楽しく読ませていただいております。「視点を裏返した作品」ということで一つ思いだしたのでコメントさせていただきます。
映画『オースティン・パワーズ』で、主人公が007ばりに敵のザコ戦闘員を倒すと、舞台は急にイギリスパブへ変わり非番の戦闘員たちがみんなでビールを楽しんでいる。「仲間のあいつの結婚式をみんなで祝ってやろうぜ」などとロブ・ロウ(特別出演)が盛り上がっているとそこへ悲報が…「結婚式が決まっていたあいつがたったいま死んだ…」
と、主人公スパイにあっさり殺されるザコ戦闘員の人生や仲間を描いていて多いに笑わせられました。
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もーーーっとね、ある気がするんだよ。
ぱっと思い出せないだけで、2、3日時間をくれたら思い出せると思うが・・・別にだれも思い出せなんて要求してないか(笑)。
ま、こんな一覧を作ろうと思わせるぐらい、今回の「尾崎豊を裏返した唄」はおもしろかった。
みなさんも、心当たりあったら教えてください。