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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

2015年『SFだ』と思った、SF的想像力が刺激された事件ベスト10

昨年、まったくのアドリブ、思いつきで即興でまとめたのだが、けっこう反響があったランキング。

2014年『SFだ』と思った、SF的想像力が刺激された事件ベスト10 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141222/p5

ことしは「そんなにSFっぽい事件はなかったやろ?」と作るつもりはなかったのだが、試しに列挙したらおさまりきれないぐらいだったので、一応並べてみる。


あと、自分の「SF」には、いわゆる「サイエンスフィクションじゃなくてシミュレーションフィクションだ」、なんて言葉遊びもあったようなアレ……政治や国際状況などが想像を超えて大きく変動する、ポリティカルフィクション的なものも含有していますので、ハードSFファン(SF警察)の旦那は、おめこぼしくだせぇ。


■2015年『SFだ』と思った、SF的想像力が刺激された事件ベスト10



1位 ドナルド・トランプ現象。暴言に批判続出も、12月段階でなお共和党内首位

暴言大炎上でも共和党の「トランプ降ろし」が困難な理由|冷泉彰彦ニューズウィーク日本版 http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2015/12/post-794.php
 
ドナルド・トランプ氏の発言、もはや面白がっているだけでは済まない http://www.huffingtonpost.jp/arianna-huffington/we-are-no-longer-entertained_b_8754692.html

自分は「最初の最初は極端なやつが注目を浴びるのは恒例行事なんだよね。マラソンの全力疾走みたいに。で、すぐ没落すると」と思っていたのだが、12月でこうなっているというのは予想外の外だった。どっちみち、民主党(のヒラリー)が今回の大統領選挙は取る流れだろう、とは思うが、選挙終盤、1対1の時にヒラリーに「ベンガジゲート」や資金関係の大スキャンダルが持ち上がる、なんて可能性も無い訳じゃないからな……。
 
 

2位 ドローン、上空から国会にひそかに侵入着陸。法規制が行われる

本当だったら、これが一番のトップだった。昨年「8位 ドローンが普及の一途、一般人もお求めやすくなる」とランクインした話題ですね。
過去記事をご覧ください。

空を制する者たちよ!!〜ドローン事件を機に書く断片的随想 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150423/p1
麻生太郎がドローンに関して国会で語った(24日)が、意外にまっとうで驚く(映像あり) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150425/p3
バーチャルに、テロ「のようなもの」をする…ドローン事件は一種の「擬似イベント」だった - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150425/p1

このへんはけっこう、面白くかけたな。最後の記事でも書いたけど、結局あの事件は全体的に見れば微罪もいいところだったが、社会は動いた。
あと、「こち亀」がこういう新しいオモチャを前に、一瞬往年の輝きを取り戻してくれた。


 

3位 コンピュータ将棋「人間に勝つのは既定路線」と対プロ棋士に区切り

情報処理学会、「コンピュータ将棋プロジェクト」終了宣言 「事実上目的を達成した」 - ITmedia ニュース http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1510/13/news135.html

これもうちは、ずっと流れを追っていたが…万感迫る思い。ラスボス羽生との対戦実現も、夢でいいんじゃないかと思う。

本日、電王戦第三局。前夜荻上チキ番組で特集が放送(ポッドキャストあり) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150328/p4

 

4位 IS(ダーイシュ)vs世界が激化。空爆と「呼応テロ」が拡大。露土など包囲網間の対立も

昨年の1位か…ロシアとトルコの緊張はかなり本気であせったし「呼応テロ」も区切りなどないだろう。実質的な領域国家としてのISは、今後どうなっていくのだろう。
というか日本人の人質殺害がことし1月の話じゃないか。

イスラム国の人質脅迫事件に際して思ったこと - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150121/p1

アッシリア石造破壊〜 犯罪集団ダーイシュによる、極めつけの悪夢をみる - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150228/p3

フランスで大規模テロ。思い出す夢枕獏氏の言葉/ISIL犯行声明 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151115/p1

 
 

5位 靖国神社すぐ近くに爆発物設置。外国籍の容疑者は帰国も、謎の「再訪日」で逮捕

これはあとで書くことがあるけど、ただふつうに事件だったら、ここにランクインしなかった。問題は「なぞの再来日⇒逮捕」がさっぱりわからないこと。これ「SFだ」というより「ミステリだ」と思ったのが正直なところ。
 

6位 若者が呼び掛けた運動体中心に、国会包囲される(シールズ)

これも巨視的に見れば、正確な数がどうこうはともかく、あれだけ大規模に国会包囲という『絵』が出来たのはそれだけでSF的と言えるし、さまざまな要素はあるとはいえ、一応大まかなストーリーとして「既存党派とは別に若者が呼びかけ、拡大した」という流れは、「男一匹ガキ大将」とか「約束の国」みたいな感じでSFぽかた。

恒例議論の先取り。デモの人数、主催者発表と警察発表について過去記事やら資料やら…すでに「正解」はあるのだ、誰も実行しないだけで(挑発)。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150831/p2
続「デモ人数・主催者発表と警察発表」〜「駅人数調査」はヒットも、以後は使えず…では「混雑度マップ」は?次デモの時に注目を -http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150903/p3
「そもそも東京にデモ用のもっと大きな場が必要」との指摘。「皇居前広場を再び使わせよ」との意見も(木村幹、鎌田慧原武史) - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20150903/p4

 
 

7位 ローマ法王、訪米中に同性婚反対者に面会し「強くあれ」と激励。その人は公務員だが、信仰に反する事務を拒否…

ド・ゴールの「自由ケベック万歳!!」に匹敵するような、国境を越えた権威とカリスマによって既存の国家秩序がゆらぐ一場面。そして「神の法vs人の法」。ISの話と、共通する場面もある。

「地上の法か、神の法か?」ローマ教皇同性婚事務を拒否した米国職員を鼓舞。これは、必然だ… - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20151002/p3
 


  

8位 「規制の裏をかくプログラム」大企業が実装して不正していた(VW)

不正自体ならSFっぽくもないのだが、おそらく最高の知性が、意図的に謎のプログラムを走らせていたわけだからな。そいつ、ホバとかって名前じゃない?? ドイツに風速40メートルの台風がこなきゃいいが…… 

 

9位 著名人の裁判で、DNAによる親子鑑定否定判決

えーと、昨年は6位にランクイン。今回は芸能人親子だったしね・・・
昨年の記事はこれだったか。

「DNA鑑定・親子関係裁判」最高裁で僅差判決…この裁判は「人類社会の常識が、科学で覆る」というSF的状況なのだ - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20140718/p3

そして女性側は、科学に真っ向から喧嘩を売るらしいが。
なんども書くけど、本質は「制定当時の科学技術が大前提であった法律が、その前提である科学・技術が大進歩し、根本から覆ったときにどうするか」って話であって、それ以上でも以下でもないんだけどね…

 

10位 セクサロイドの本格開発を企業が表明。対抗して反対運動も

あれ?どこかに「イギリス企業が本格的に開発を表明」って記事があったと記憶してたけど、みつからないな。
もうちょっと間接的な予測記事があった
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1508/05/news107.html
思い出すのは、
ショートショートの神様、星新一が最初の最初に書いたデビュー作「セキストラ」だった。
あれもほんとにシンプルで、
(以下、小文字部分ネタバレ注意!!!)
人間の「性的快感」を、もっともっと上回るような快楽を電気的にもたらしてくれる位階が発明されたら、犯罪から戦争まで激減し、いい社会になる。しかし、あっというまに出生率が激減する…という話だった。
ほんとにそれが実現するやら、しないやら。



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はしかの「日本撲滅」 WHOが認定 顔認証、ジュンク堂が採用 一度失敗の宇宙計画、その機体を再度使い成功(あかつき)