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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

川尻達也、佐々木憂流迦…UFCでの生き残り競争、かくもハードに。

川尻達也tatsuya kawajiri @CRUSHER_MMA 6月20日
https://twitter.com/CRUSHER_MMA



WIN!!!
I'm back!!!! Thank you a lot of support!
勝ったぞ!
日本の皆起きてるか!?
応援ありがとう!
格闘技辞めなくてよかった!!!… http://ift.tt/1foyico


 
せっかくマイク考えてたのによ〜。
スパッツの太もものゴムがキツすぎて加圧トレみたくなってるしよ〜。
でもよ〜。
格闘技っていいよな〜。
仲間っていいよな〜。
茨城からたくさんパワー… http://ift.tt/1Bux2Os



こちらは深夜3時。
ホテルの部屋でベルリンまでサポートに来てくれた仲間達と祝勝会。
最高。。。
この瞬間のために戦ったんだ。
だから頑張れるんだ。
明日からまた前を向いて歩ける。
ありがとう。
UFC
世界最高峰の舞台っていいぜ。
川尻達也37歳。まだまだ昇ってく。


Good-bye Berlin.
Go to Japan!!!
笑顔で帰るぜ。

まずはフランクフルト空港へ。
道のりは長い!! http://ift.tt/1Fu22te



無事フランクフルト空港に到着。
帰りは乗り遅れず成田行きの飛行機に乗れそうです。
それにしてもほとんど寝てないのに身体中が痛い。。。
でも皆の反応が嬉しい!!
自己満足でやってる格闘技だけど、こういう時頑張って良かったって思うよね〜。



乗り換えまで時間があるからファイトパスで試合を見返す。
気を付けてた距離と角度。動き続けること。
加圧スパッツのせいで脚はパンパンだったけど最後までやり通せた。
まだまだ改善の余地があるからまだまだ強くなれる。



去年の6月に目を怪我して7月に手術。プロ練復帰が今年1月。
半年ハードな練習は出来なかったけど新しい技術と地味なフィジカルをコツコツやってきた。
この試練はより強くなるためだと信じて。
強くなって戻ってきたよね?
この1年の色々な思いが駆け巡る。
今回だけは自分を褒めてあげたい。

試合はまず、川尻選手が打撃の面で意外にも「先手」を取っていたのが面白かった。それは有効打ということでなく、一種の「捨て打撃」で、そこから組み、押し付けてからの攻防がメインだった。ファブリシオはそこで耐えて逆転したけど、シャファーはそこから蟻地獄に落ち、確実に川尻のゲームになっていった。

かつならこういう形でのものだろう、という、理想の試合だった。
ここから川尻がトップ戦線に躍り出るかというと、また厳しいだろうが……



しかし、それにしても「スパッツが細くて足を締め付け、足がパンパンになってた」って、勝ったから笑い話だけど、大接戦で僅差の末に敗退でもしてたら、泣いても泣ききれないわ。

全盛期の木村政彦は、「大会の2日前に爪を切っておくのが一番いい感じになる」と判断し、それを実践していたという。「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」の鬼にして、そこまで気を配るのだ。


そして佐々木憂流迦だ。
こちらのKO負けのほうが、この前の日沖発のKO負けと並んで、ちょっと沈鬱にならざるをえなかった…。
佐々木憂流迦は、堀口恭司と同じ年(2010年度)に新人賞を受けている。
伝説のtogetter

修斗2010年度新人王3人、そろってTV出演(サムライTV) - Togetterまとめ http://togetter.com/li/109105 @togetter_jpさんから

タイトル戦までこぎつけた堀口と同様、日本に「MMAメジャー」が無くなった後にも、ある時期までは確実に世界最大最高のシステムだった修斗のアマ・プロを経て生んだ、「最高傑作」の一つだったはずだ。

それが最後期の日本メジャーを経験して、こちらも満を持してUFCに旅立っていった日沖発と並んで、ここまであとらのポッと出選手の前に苦杯を喫すると、ほかの選手以上に「日本の格闘技界が、差をつけられた…」と思うしかないところだ。


そこから始めるしかない、ということだろうけど、それにしてもキビシイ話。