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『タイタニア』、ついに完走しました!
朗報です。
さきほど、田中さんから電話がありまして「『タイタニア』、すべて書き上げたよ」とのこと。
徳間ノベルスで第1巻『疾風篇』が出たのが1988年12月ですから、じつに26年かけての完走と……
4巻が発売された時の記事。
佐藤大輔「皇国の守護者」文庫の2巻が発売。田中芳樹「タイタニア」新作が出る。 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130829/p5
にて引用した。
銀英伝10巻あとがき P239
<それにしても、ほんとに、まったく、ようやく、やっと、どうにか、ついに、終わりました。これで「銀英伝」も小説になれました。これまでは【小】説でしたから。完結していない小説など、屋根のない家も同様で、細部がどんなによくできていても、全体的な評価をしていただくわけにはいきません。これで悪いなら悪いなりに、全体像を批評していただくことができます。
一〇巻で終わるということは、かなり以前から宣言していたはずなのですが、一部では信用していただけなかったらしく、「一〇巻で終わらずにもっと続けるそうだ」とか、「いや、八巻で中断して投げだすそうだ」とか、奇妙な噂が流れ、その噂をもとにして一方的に抗議されたりもしました。作品の質やミスに対して批判を受けるのは当然のことですが、作品に対する作者の愛情を疑われたことは、私にとっては、はなはだ不本意なことでした。それらの噂や抗議に対する私の返答は、ここに銘記されたとおりです。ご納得いただければ幸いです。>
あと、そこから連動した
■田中芳樹「タイタニア」4巻発売を「こち亀」風に論じてみた。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130830/p2
という記事で…完結に合わせてセリフを変えてもいいんだが、そのまま再掲載しよう。
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ただ、そうは憎まれ口を叩いているが、根本の話として、既刊作品の印税や映像化権などによって、どう考えても生活可能な収入を得ているだろうクリエイターが「これ以上稼ぐ必要なんかないわー。あとはあそんで暮らすわー」といってもそれはその人の才能のたまもので、本来批判される筋合いはない…というか自分がその立場ならそうなっていると思う(笑)。
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