16日の試合日程とその放送については昨日書いたとおりで。
いよいよ日曜日、ファブリシオ・ヴェウドゥムvsマーク・ハントのヘビー級暫定王座決定戦 - http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141114/p1
で、
名勝負だけじゃなく名言も多いマーク・ハント、現在発売中のゴング格闘技では表紙&ロングインタビューだ。
なんか時々、ハントの言葉は格闘技にあんまり興味ない筈のはてなブックマーカーにも響いてブクマがつくが、今回はどうだろうか。
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つまり、俺がK-1世界王者で、世界最高峰のストライカーだってことだ!!ワハハハハ! まあ俺のシークレットをあまり明かすわけにはいかないが、要するにあれが世界チャンピオンの打撃だってことだ!
かつて、日本のK-1に出始めたころの俺が戦うためのモチベーションは金だった…でも今は違う。金じゃなく、世界一のファイターになりたいんだ。俺はクリスチャンだ。神がスピリットを下さったんだ。K-1、PRIDEが無くなってもUFCという戦う舞台を得た。神がまだ俺に戦えといってくださっているんだと思っているぜ。それが神の御心なら、俺がそれに逆らうなんてありえねぇだろ?ハハハ!
俺は大金を手に入れて何でも出来るようになった…でもそれで…周りの連中の態度が変わっちまったりな。俺はすべてが空しくなった。神とジーザス・クライストの導きに従うようになって、やっと自分の必要なものが見つかったんだ。俺の人生も根本から変わったぜ。俺は今どこにいて、どこに向かっているのかが見えるようになった。
なあ、金なんていくら稼いでも、いつかは必ず他人のものになっちまうんだぜ。そう思わねえか?
神が俺の空虚さを埋めてくださったんだ。だから俺は今でも戦えるんだよ…そしてもはや俺は、他人が自分をどう思おうが、どう言おうが気にならなくなった。俺の人生における最大の達成は、家族を主の下に導いたことだ。
(いつまで戦うのかとの問いに)
神が俺に引退しろと言ってくださるまでだな。それまではまだまだ戦うぜ。
……と、今回はややスピリチュアルな言葉が多い回でした。
以前は信仰はそれほどでもなかったが、戦いを重ねるにつれて信心深くなっていった格闘技選手はクイントン”ランペイジ”ジャクソンやヒョードルなどが思い浮かぶが、マーク・ハントもその一人ということだね。
ボクシング界ではもちろんジョージ・フォアマンが有名で、この記事のタイトルである「拳と祈り」は沢木耕太郎のフォアマンを描いたルポから獲った。文芸春秋に載ったのだが、その後、本になったかなぁ?
NHKスペシャルとの連動企画だから、NHKオンラインで見られればいいのだが…。
http://blogs.yahoo.co.jp/odori_1990/38642173.html
れはNHKでずいぶん前に放送された゛奪還 ジョージ・フォアマン45歳の挑戦゛の文章版ドキュメントというべきノンフェクションね・・・
文芸春秋1995・1月号に掲載された…
とか
http://ameblo.jp/actionman/entry-11271609432.html
NHKスペシャル「奪還〜ジョージ・フォアマン45歳の挑戦〜」である。Sports Graphic Number PLUS MAY 2011 拳の記憶
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1995年に放送された沢木耕太郎構成・脚本、小林薫ナレーションの
スポーツドキュメンタリーの傑作である。
残念ながら現在このドキュメンタリーを見ることは出来ない。
半年ほど前Youtubeに上がっていたのだが、今は削除されている。
昨年、ボクシングを特集したナンバーの別冊「拳の記憶」発売され、
巻末に放送台本をベースに加筆載録されている。
コレだけのためにこの本を買ったようなものである。
マーク・ハントのインタビューの聞き手は、ひねリンこと堀内勇氏。
さて、いよいよ明日、日曜の決戦だ。