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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「このマンガがすごい!」が公式サイトをスタート。ナタリーを超えるか?

日本初!マンガのレビューサイト『このマンガがすごい!WEB』開設
2014.5.29 10:10
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140529/prl14052910100010-n1.htm

株式会社 宝島社
〜 業界注目度No.1!マンガのランキング本『このマンガがすごい!』のWEBが誕生 〜

 株式会社宝島社(本社:東京都千代田区代表取締役社長:蓮見清一)は、2014年6月2日(月)午前10時に、日本で初めてのマンガレビューサイト『このマンガがすごい!WEB』を開設します。

(略)
このマンガがすごい!WEB』では、日本最大のマンガポータルサイトとして、マンガ好きの読者に対してはもちろんのこと、普段あまりマンガと接点がない方々にも興味を持っていただき、書店に足を運んでいただくきっかけとなるような情報を発信し、業界全体の活性化の一翼を担えるよう尽力してまいります。

そのサイトはこちら
http://konomanga.jp/

なんとなく、進出した理由はわかるわ。
このマンガがすごい!!は「賞」ビジネスの中でもここ数十年の出世頭だったけど、それだけ知名度も権威もあるなら、年に一回だけのビジネスじゃなくて、それを利用して月々、定期的なビジネスもやりたいっちゅうことでしょう。
ゆくゆくは広告とかで黒字化、とかも考えているのではないか。
「コミックナタリー」とか「まんたんウェブ」とか、エンターテイメントやカルチャーに特化した情報サイト、は、やりようによっては普通のニュースサイトより成功しやすいし、まだ例えば「ナタリー」が覇権を握ってる、というわけでもない。
 

日本で初めての「マンガレビューサイト」は大仰だが、個人ブログとかはカウントしないのだろう。あるいはそういう人を書き手に取り込むのかもしれない。
 
まあ、結果的にマンガを論じるコンテンツがネット上に増えるわけだし、企業、公式サイトだから漫画家や出版社にアクセスできて、公式のニュースや作者インタビューが読めるわけでもある。
期待は大いにしたい。そして既存マンガレビューとの切磋琢磨も。


むかし「コミックナタリー」などを例に、個人ニュースサイトと、会社とかが立ち上げる公式のニュースサイトは結局どう違うのか、を考えたことがありました。

■「商業ニュースサイト」と「個人のニュースブログ」の差って、今や公式リリースが来るかどうか程度の違いでは?(仮説)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091118/p3
 
■ネットニュース再論。商業ニュースサイトと個人ニュースサイトって、ライブドアとかへの配信の有無程度の違いでは?(副題・書評「ネットの炎上力」)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100408#p4
 
■「プレスリリースが来るか論」を再び考える…ネットメディアと活字メディアの差も
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110630/p2