上のBS11の話から続く、と考えてもらってもいい。2014年2月16日、読売新聞
・「コンサート市場はこのところ、不況知らずで、リーマンショック(2008年)も関係なく、ほぼ一貫して成長し続けているんです」(音響映像設備大手「ヒビノ」日比野晃久社長)
・ACPC(コンサートプロモーターズ協会)調査。2001年以来、コンサート市場は一貫して右肩上がり。特に07年から急激に公演数、入場者数、売り上げが伸び続け。
・上の調べ。06年「1978万人、925億円」→12年「3228万円、1701億円」
・要因の一つは、ビートルズ世代でもある団塊の世代がリタイヤし、ヒマとカネの余裕ができたこと。
・もうひとつはCDや音楽配信の減少。CDは1997→2013年で半分、音楽配信も09年がダウンロードのピークだった。12年はその6割ほど。つまり…ミュージシャンがライブをしないと食えなくなったのだ。これが大きな要因である。
ライブ市場がそんなに大きくなっていくのなら、後楽園ホールやディファ有明で「生の格闘技」に触れたいという人々が、徐々に増えていって、経営が上手く回ってくる…ということがあるのかと夢想したくもあるが。
この現象を上手く読み解いて、うまく波に乗れるような、そんな知恵者は業界のどこかにいるのでしょうか。