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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

レスリングワールドカップ、男子優勝国はイラン。

なんか、並んだ国名だけでロマンだな(笑)

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140317/mrt14031716590000-n1.htm
レスリング男子フリースタイルの国別対抗戦、ワールドカップ(W杯)は16日、米ロサンゼルスで行われ、日本は7、8位決定戦でトルコに2−6で敗れて8位だった。イランが優勝した。

 8階級で対戦する方式。日本は15日の1次リーグB組でグルジアに5−3で勝ったが、ロシア、ウクライナ、モンゴルに敗れ1勝3敗の4位だった。

再掲載。
イラン・・・を含めた中東、中央アジアこそが「レスリングの源流、本家」なのだという。

■五輪にあわせた必読書「日本レスリングの物語」(柳澤健)〜後編は断片風に
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120806/p1
 柳澤氏はレスリングを「騎馬遊牧民の、重い家畜を自在に動かす、生き物をコントロールスする技術」「中央アジアの騎士の技術」が根底にあるとしている。
ゆえに「西のボスポラス海峡から東のインダス河流域まで」実は無数の最強レスラーが近代以前にひしめいていて・・・これがその後のトルコ刈りに通じたり(後述)
しかしレスリングがギリシャ・ローマに起源を持つようなイメージがあるのはなぜか、というと・・・これも「植民地主義批判のあまり非科学的議論が多い」とも批判される「黒いアテネ」問題がある。。つまり・・・端的にこの本から引用していうと

永い間、ペルシャやモンゴルやアラビアやトルコから抑圧を受け続けたヨーロッパ人は、世界中の植民地化を図ると共に、メソポタミアではなくギリシャを文明の起源とする”世界史”を捏造した。

 
柳澤健2万字インタビュー…レスリングの歴史、そして裏面史
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130330/p1

ギリシャ・ローマ・・・に仮託して近代に広まったヨーロッパレスリングとは別の系譜として、中央アジアに勃興した遊牧民族の帝国(ペルシャ、トルコ、モンゴル…)は、ガチで数千年の歴史を持つレスリングがあった(ロシアもタタールのくびきをはじめとする、その帝国の影響が強い)。だから世界のレスリングはIOC,オリンピック以上に古いけど、、決定権を持つIOC=ヨーロッパの影響力は小さい。それじゃIOCは面白くない

日本レスリングの物語

日本レスリングの物語


「拳闘士セスタス」ではローマ皇帝護衛隊と”親善試合”を行い、引き立て役になったパルティアの不死隊だが(不死隊をこういうふうに解釈するのももちろんフィクション)、ユーラシア大陸の遊牧国家に根付いた伝統武芸としてのレスリング、その歴史が、このワールドカップの優勝国を生んだひみつでもある。よね?