http://foxsports.jp/report/20130809_65.html
[生]UFC ベウフォート vs ヘンダーソン[二]
11月10日(日) 10:00 - 13:30
UFC on FOX SPORTS解説:中井祐樹/実況:清野茂樹
開催地:ゴイアニア
ブラジリアン柔術黒帯を持ちながらもハードパンチを武器にするビトー・ベウフォート。レスリング出身でPRIDE2階級制覇と輝かしい実績を持つダン・ヘンダーソン。
7年前の対戦ではヘンダーソンが勝利したが今回の勝負は返り討ちか?リベンジか?
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芥川龍之介「芋粥」は、びんぼう貴族がある時「(当時高級品の)芋粥を、一度は飽きるほど食べたいなあ」とつぶやいたところ、お金持ちの地方豪族が「なんだ、そんな夢ならかなえてあげるよ」と彼の故郷に招待。だけどいざ夢がかなってみると、なぜだかあまりおなかに入らなかった・・・というおもしろ哀しい短編ですが
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/55_14824.html
…彼は飲んでしまつた後の椀をしげしげと眺めながら、うすい口髭についてゐる滴しづくを、掌で拭いて誰に云ふともなく、「何時になつたら、これに飽ける事かのう」と、かう云つた。
「大夫殿は、芋粥に飽かれた事がないさうな。」
(略)
「お気の毒な事ぢやの。」利仁は、五位が顔を挙げたのを見ると、軽蔑と憐憫れんびんとを一つにしたやうな声で、語を継いだ。「お望みなら、利仁がお飽かせ申さう。」
自分もUFCやパンクラス、PRIDEが始まったころ「総合格闘技は、大会の間隔が2カ月もあるのがもどかしいなあ。毎週大会が見られればいいのにな。でも性質が性質だから、仕方ないよな」と思ったもんでした。
「UFN」が本格的に始まったとき「UFNでもいいカードがやってるのにな。日本で放送されないのが残念すぎる」と思ったのだってほんの数年前・・・というか放送が始まった今年6月までそう思っていたはずです。
だからUFCが、なんと3日間の間隔で連続して大会を開き、それがFOXで放送されるという状況を「疲れた」とか言ってたら罰当たりすぎなんだよな、本当は。
でも平日だし(日曜だって大半はそうだけど)、仕事を終えて疲れた状態で見てると、何が何だかけっこう記憶が曖昧、半睡でもうろう…。
とくに今回は、タイトルにもした「プライ度」(PRIDEやHERO'S、戦極の出場選手が出る度合い)ゼロ…いや「1」の大会だしね。戦極で出世したホルヘ・マスヴィダルが接戦の末惜敗したのは残念だった。
そんな「プライ度」の高い10日のUFN。ダンヘンvsビクトー、なんと懐かしい
「プライ度」という概念が学界(?)に提起されたのは2009年。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090731/p1
ちょっと厳密にその定義を適用したわけではないが、しかし「ビクトーvsダンヘン」が2013年の格闘技大会でメインを飾るというのは、やっぱり一種の奇観ではあるな。
これなら見たい、という人もおおかろう。
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http://foxbs238.tv/
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ちなみに12月のUFNは「マーク・ハントvsアントニオ・シウバ」がメイン。本来の「プライ度」定義は戦極・HERO'Sも入っているので、このメインもプライ度が高い(笑)。
なんかWOWOWのUFCナンバーシリーズよりも豪華?と思わないでもないが、それはある意味合理性がある。UFCナンバーシリーズは今現在のUFCの、タイトルに絡んだトップ戦線がしのぎを削る場で、UFNは「まだ」、あるいは「もはや」…今現在のタイトル戦線・トップ戦線ではない選手が中心となる戦いの場。
ならば、FOXsportsのUFNに「あ、PRIDEに出てたあの選手だよね?」みたいな、日本で知名度の高い選手が数多く登場するのは、歴史の必然……。
これもまた、一抹の寂しさがあるねえ。