経緯やソース、反響などについてはこちらでまとめました。
木多康昭「喧嘩商売」連載再開への反響などまとめ
http://togetter.com/li/582144

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上のtogetterまとめ、後半に収録させてもらった、アシスタントをしていた方の語る、木多氏の今後の構想がおもしろかった。
■村上修護さんのニコ生(co1823593)での木多先生の発言①
Q 再開したらトーナメントは最後までやるの?
A 話も最後までできてるし全試合勝敗も決まってる
Q 再開後もゴムTVやギャグ回はまたやる?
A もうキレたからやらない、トーナメントをとにかく進める
■村上修護さんのニコ生での木多先生の発言②
Q 高野とか橋口とかトーナメント参加者以外の話はあるの?
A 考えたりはしたけどトーナメントをとにかく進めたいからやる予定はない
Q 富田流の技に高山ってあるけどなんなの?
A トーナメントで出すよ(このあとはリンク先にあります)
この作品が、はじめからぜんぶシリアスに展開していたらどうなっただろうか・・・もっと高い評価を得ただろうと個人的には思うけど、あれを支持する読者も多かっただろうから、なんともいえない。
作品について一言だけ
この人の「喧嘩商売」は基本的に、「ジョジョ」の遺伝子を受け継いでいるかと思ってます。喧嘩というか対決、バトルのときに「相手を騙す」というのことの倫理的是非…でいえば、たしかにどこまでが「すぐれた戦略、作戦」なのか「卑怯なペテン」なのかは曖昧だ。で、曖昧なぶんだけ、ふつうに戦略といえるところを含めて「俺はペテン師だよーん、ぎゃははお前をだましてやったぜ!俺の勝利だ!!」というのを、主人公の魅力、強さに転化するというのはまさにジョセフ・ジョースター的な造形。
もちろん、バトル漫画の大源流の一つである梶原一騎もこの種の駆け引き、騙し的に戦略を劇中で表現し「これがこうなって、それを相手がこう受け取って、こうなった」と解説するのは得意中の得意…少年漫画じゃなく、大人向け漫画では、そy¥ういう相手を騙す計略や駆け引きを魅力として描いたのは間違いない。
ただ、やっぱり直接の影響は荒木飛呂彦かなあと。
それは「■じゃないものを■だと言って相手をあせらせる」というトリックを、喧嘩商売のXXとの最初の対戦でも、荒木氏の某非ジョジョ作品でも読んだので引きずられているのかもしれないけど。(ネタバレに配慮してます)