INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

関節蹴り、回転エルボー、スピンキック…「激戦」で分かった、ジョン・ジョーンズの「難しい技を普通に使える」力。

http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20130922/1379822060
5RはJJ。1,2,3RのどれかがJJに入っていればJJだが。Sherdogのジャッジは1Rグスタフソン、2RJJ、3Rは割れてて2者JJ、4RJJ。

48-47、48-47、49-46でJJ王座防衛!

しかしここまでJJが追い込まれたのは初めて。グスタフソンも若いし、また成長しての再戦が楽しみ。負けたが評価を上げた

と。自分は特に「絶対王者」が防衛を繰り返す展開より、互角のランカーが上位にひしめいてじゃんけんのような3すくみ、4すくみになる展開のほうが好きなので、JJが追い詰められ、互角と呼ぶような相手がいる状況のほうが何倍もこのましい。意外だったが、すばらしい試合だった。


しかし。
追われたJJが底力を見せる展開もすごかったが、その「底力」のあり方が目を見張った。
彼が多用した「関節蹴り」「後ろ回し蹴り」「後ろ回しエルボー」を含むヒジ技…。


どれも、単体の技としては、決して有効でない技ではない。その破壊力や効果は折り紙つきだ。…しかし、正直なところ、基本的に「当たりにくい」技やんけ。

くしくもその一つ前の試合で、ヘナン・パラオンがまさにその後ろ回し蹴りで勝利したのだが、実況も解説も「非常に珍しい!」を連発。たしかに、後ろ回し蹴りでKOはジャーマンスープレックスをガチ試合で使うより難しいんとちゃうだろか。明白に効果的だった、という試合すら少ない…MMAジャーマンクラブより「MMA後ろ回し蹴りクラブ」を作るほうがいいぐらいで。会員は郷野聡寛秋山成勲が入るわけだけど。

だから、一試合に一回ぐらい、奇襲としてバックスピンのキックやバックブローを使って、それが効果的だってんならわかる。所英男須藤元気じゃないけど、それで勝ったりしたら非凡な勝負強さが伝わる。

しかし、それを一試合に何回も繰り出す「普通の技」として使い、そしてそのヒット率が高い、というのが信じられねー。とくに、いくらリーチがUFCで一番の長さだとはいえ、バックハンドブローじゃなくてバックエルボーブローで、見事にあてるっつうのはなあ。
ヒジは強力だから、使えるもんならみんなパンチ以上に使いたいよ。それが当たりづらいから、みんなパンチを使うわけで。
それが「普通」に使われてるってのは、何なんだろうなあ。

関節蹴り…はグレイシーの特徴として印象に残るけど、まあ牽制程度の意味はあるって感じだったじゃない?本当にあれで、足関節にダメージを与えて…みたいな光景、実はあんまり無いみたいじゃないかい。UFCのチャンピオンシップで、それが出るんだからなあ。
まあ、あの技も本当に、相手の足関節を破壊するぐらいの決まり方したら相当エグいので、牽制程度、軽いダメージ程度で済んでくれればそれに越したことはないのだが。


そういえばJJが売り出したときってバックエルボーのほか、上にも挙げたジャーマン、さらにはマットヒューズポジションの完璧な使い方や「後ろ跳びバックキープ」、両者立った状態でのフロントチョークで相手を失神…と、動きの独創性や印象深さが大きな特徴だったんだっけ。
ある意味、今回の接戦は、その持ち味をいっぱいに出してくれた試合でした。