格闘秘宝館メルマガより。
6月30日に行われたパンクラス大会、村山暁洋vs近藤有己のレポートがある。
この試合はベストバウト賞を受賞した、とのこと
・・・結果は3-0の判定負け・・・きっちり差を見せられての敗戦ではある。
ただ…試合終盤には猛烈な追い上げを見せてもいる。村山が組み付いてきても冷静に対処。しっかりとワキを差して…投げによるテイクダウンは一度も許していない。
もちろん負けは負け。村山のほうが強かった。ただ、今の近藤は修斗王者と「惜しかったなぁ」と思わせるような試合ができる……
(略)
ちなみにこの日、自分のジムの選手が終わっても会場に残り、村山vs近藤を見届けてから帰った人物がいた。
「惜しかった〜! でも強いですよ、近藤選手。力では全然負けてない。勝ってもおかしくなかった。いや〜、勝ってほしかったなぁ」
そう語ったのは菊田早苗である。やっぱり気になってたんだなぁと、そこもまた嬉しくなった。(橋本宗洋)
貴様と俺とは同期の桜、同じ航空隊の庭に咲く・・・という歌があるが、格闘技の同期は同じように咲くのではなく、相手の花を散らす宿命にある。ただ年齢的、キャリア的には一人、また一人と場を去っていく。その際、まだしつこくしがみつく同世代に自分の夢や思いを託していくことになるのだろう。
菊田早苗は・・・自主興行で「(俺的に)意味ある試合」を年1回していくという、アンデウソン・シウバが「ちょっと興味あるのでノウハウを教えてくれ」といいそうな理想的なポジションについている。実は同世代MMAファイターとして当分引退がなさそうなのが彼で、同世代の誰かに夢や思い入れを託す必要は無いはずなのだが、それでも近藤有己はまた特別な存在なのだろう。
菊田vs村山か。
ないね(笑)。
ちなみに近藤vs村山は7月23日、サムライTV放送。