http://natalie.mu/comic/news/89683
第17回手塚治虫文化賞の受賞作が発表された。マンガ大賞に選ばれたのは、原泰久「キングダム」。また清新な才能や斬新な表現に贈られる新生賞には山本美希「Sunny Sunny Ann!」、短編賞には業田良家「機械仕掛けの愛」が輝いた。
(略)
「機械仕掛けの愛」は心を持ったロボットたちを描くオムニバス。持ち主に飽きられてしまった女の子型ペットロボット、人間の遺言で自由を手に入れた介護ロボらの愛情と葛藤を描いていく。ビッグコミック(小学館)やその増刊号に掲載されている。
つまり短編賞は
この作品。
■業田良家「機械仕掛けの愛 」ははっきり言って・・・「手塚、藤子級」の出来だ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130310/p2
- 作者: 業田良家
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/07/30
- メディア: コミック
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この際、大賞・新生賞に関する感想はほかのひとに任せる。
知られる、評価されるのが(自分も含めて)遅かった作品だが、まず最初の賞(であるべきだ)が手塚治虫文化賞か。
まあ、僕的には「見えない道場本舗2012年漫画10傑」に続く受賞、と書きたいところだが、もちろん一般性はない(笑)
■「見えない道場本舗」選定・2012年度漫画10傑
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130331/p2
補足:この作品というだけでなく、業田良家氏の全作品自体が、漫画関係の賞を貰うのは初めてだそうだ。信じられん。
ねもと@機械仕掛けの愛 @nemonemu 48分
@gryphonjapan あとでツイートしますが、業田良家氏は初めての受賞だったりします。意外にも、自虐の詩や空気人形でさえ賞もらったことないんです。
僕のtwitterでの第一報感想
そうか、この季節は手塚治虫文化賞か。…さんざん「権威が低下した」「この漫画がすごい!&マンガ大賞に下克上された」と毒づいてたが「機械仕掛けの愛」が受賞となれば掌返しして褒める(笑)「賞が良くやった!」
業田良家「機械仕掛けの愛」が短編賞を受賞して、手塚治虫文化賞にハクがつくな。その逆ではないぞ(笑) ・・・というぐらいに威張る。なぜ俺が威張るかは不明だが
ま、そんなわけで、まずは手にとってごらんください
もしくは、おためしで・・・
youtube・お試し用動画(※なんでこんなものが有るかは深く追及するな)
■第一話・ペットロボ
業田良家のSF連作短編・。第1話の前半です。大人がかわいがるための「ペットロボ」だが、飽きて買い換える人もいる。そうやって中古として渡り歩いたある少女ロボが、掟を破ってその中で「忘れられない人」に再び会いに・・・
■第16話・「丘の上の阿呆
業田良家のSF連作短編・。第16話の前半です。独裁政権のスパイとして、国中に散った動物型ロボットが人間を監視する某国。しかし、その政権が崩壊し・・・
担当編集者twitterより
実はこのGW期間中(具体的には5月4日までに)、「初心者がSFに入るのはどんなルートがいいか?」を漫画方面から考える、というのをしたかったのだが、この作品の宣伝も含めてやれるなあ。
というか構想を練り直さないと。